大学組織図
〈学部学科コース〉




〈附置研究施設・機関〉
〈事務組織〉
- 総務課
- 教務支援課
- 学生支援課
- 共通教育開発センター
- キャリア支援課
- 入試広報課
- 学術情報・地域連携課
- スポーツ振興課
本学は2002年の開学以来、総学生数の約2割に相当する数の留学生を受け入れています。近年はベトナムや中国をはじめ、ウズベキスタン、タジキスタンなどの中央アジア、インドネシア、マレーシアなどの東南アジア、インド、ネパール、スリランカ、バングラデシュなどの南アジア出身者、さらにはアメリカ合衆国出身者も日本人学生とともに日々キャンパスで学んでいます。
留学生のなかには、母国語と日本語に加え、英語が堪能であったり、日商簿記2級に合格する学生がいます。こうした優秀な留学生は、日本人学生に大きな刺激をあたえています。日常的なキャンパスライフが国際交流の場になっている。それは本学の大きな強みです。交流を促すイベントや制度も充実しています。たとえば、ほぼ開学と同時に始まった留学生日本語弁論大会や、日本人学生と留学生がともに出場する英語スピーチコンテスト。また留学生の日常生活を支援し、報道やSNSなどでは知ることのできない外国の文化や言語、考え方などに直接ふれるためのバディ制度。これらの取り組みを通じて異文化間の多様な個性が交じりあう光景は、『世界を感じる大学』を掲げる本学ならではのものと自負しています。
特筆したいのは国際主義だけではありません。とりわけ地域貢献は本学の重要なテーマと位置づけています。現在進行中の第四期中期計画(2023〜2027年度)において、とくに地元の大阪、高石、羽衣地域で活躍できる公務員や教員の養成に注力しています。意欲あふれる人材を地域社会に輩出することこそ「究極の地域貢献」であると考えて、これからもますます力を注いでいきます。
本学の教育や研究活動のベースにあるのは、「『愛真教育』を基盤とした『自由・自主・自律・個性尊重の人間教育』を通して社会に有為な人材を育成する」という建学の精神です。20世紀は二度の世界大戦があった「戦争の世紀」と称されます。21世紀もまたウクライナやガザをはじめ多くの戦争が続いています。それぞれの争いには、多くの誤解や偏見が重層的に積み重なり、解決は容易ではありません。しかし、希望を捨てず、すべての人が幸福を享受できる状況に少しでも近づけていくための日々の歩みが重要です。建学の精神に掲げた「自由・自主・自律・個性尊重」はその理想に向かうために不可欠な概念です。日本人学生も留学生も本学で学ぶすべての学生たちが、社会において出会うであろう困難に挫けることなく、はるか遠くの目標に向かって、日々歩みを止めない人材として育つことを願っています。そして、それぞれの「地域」でよりよい社会の実現に貢献してくれることが、わたしたち羽衣国際大学の願いです。
羽衣国際大学 学長
中川 恵