地域を想い、地域のために行動する
堺市のビジネスパーソンと、
プロジェクト演習で
大学周辺の地域を再発見し魅力を発信する
フリーペーパー『はごプロ』を制作し、
地域の魅力に触れた学生が意見交換。
地域の未来を共に考えます。
真生印刷株式会社
堺・泉州地域プロジェクト
営業一部一課
Shizuka Yukiho
堺市西区役所
政策推進室 主幹
Yoshinaga Mitsunobu
堺市西区役所
政策推進室
Takeura Rina
現代社会学科
観光コース
Kaihami Konoka
現代社会学科
観光コース
Tokuyama Yuga
現代社会学科
国際英語コース
Uranishi Mao
『はごプロ』で私が担当したのは、堺市西区の鳳本通商店街を紹介する記事。取材を通して、持参した鍋や容器に豆腐を入れてくれるなど、環境にやさしい買物ができることを知りました。商店街を利用すればエシカルな暮らしができるこの環境は、これからも守っていく価値があると思います。
私も『はごプロ』の活動で堺市にいい所がたくさんあることに気付きました。なかでも浜寺公園は、150年もの長い歴史があることに驚きました。ベンチに座って景色を眺めるだけでもリフレッシュできる、本当にいい場所。住民だけでなく、堺市を訪れる人の憩いの場としてこれからもあり続けてほしいです。
『はごプロ』に携わる前まで、大学と家を往復するだけで浜寺公園さえ行ったことがありませんでした。実際に地域を歩いて地元の方々と話をするうちに、堺市や西区への愛着が湧いていきました。
私も大学から自転車で行ける場所に商店街があることさえ知りませんでした。休日に取材することもあったので、せっかくならと友人を誘って買物をしたり、ごはんを食べたりして楽しみました。
大阪市内と堺市を結ぶ路面電車、阪堺電車の記事も担当しました。実際に乗ってみるとレトロな列車や車窓から眺める町並みも好きで、堺市にはまだまだ知らない魅力がたくさんあると思いました。
堺市は、とても魅力的な地域。今回話題に上った浜寺公園や鳳本通商店街は、知ってもらえさえすればその良さを感じてもらえるはずなのに、なかなかその機会がありませんでした。『はごプロ』制作がそのきっかけになればという願いがかなったようで嬉しいです。
「学生から見た地域の魅力をフリーペーパーで紹介」という弊社からの提案に、ピュアな目線と行動力で応えてくださいました。私たちも皆さんとの触れあいから多くの発見をもらっています。
真生印刷株式会社の方々のサポートはとても大きかったです。取材方法や誌面構成、紹介したい施設や話題について違う視点でも検証してみることなど、教えていただいたことからたくさんの気付きを得ました。自分たちだけだったら見落としてしまったこともあったと思います。
JR西日本様からの依頼で、鳳駅で頻発している線路内への落とし物について注意を呼びかける記事を制作しました。読者に自分事として考えてもらうためのアイデアを練るうち、地域へ愛着に加えて使命感のようなものが湧いてきました。
私は文章を書くのが好きでデザインは苦手。でも、みんなで力を合わせれば『はごプロ』のようなものができる。この経験はとても大きく、地域の大学生としてもっとできることがあるのではないかと思えるようになりました。
地域や企業の方々と接することで、社会人になるためのマナーや知識を得ることができました。その感謝も込めて、今後は地域に暮らす一人として、地域活性化に参加したいと思っています。
『はごプロ』制作では、自分と異なる考えや意見に触れ、協力して何かをつくる喜びを知りました。その達成感を原動力に、これからも地域のために自分にできることを探していきたいです。
皆さんの気持ちの変化を聞いて、改めて発信し続けることの大切さを感じました。地域が抱える課題に特効薬はなく、解決策がすぐに生まれる訳ではありません。しかし、今回の活動で学生の皆さんの発想や視点が課題突破のきっかけになり得ると感じました。
VOL.1から楽しく読ませてもらっています。市役所からの発信は若い人へは伝わりにくい面もあり、それが課題の一つ。学生目線の発信は同世代の方々に届きやすく、とてもありがたいです。皆さんの意欲的な活動に私たちもいい刺激をもらいました。
私も刺激を受けた一人です。完成したフリーペーパーをきっかけに、取引先や新規のお客様と話が弾んだり、他の市町村からマップづくりの依頼をいただいたりと、『はごプロ』からさまざまな展開がありました。デジタル化が進む中、紙媒体の良さを再認識したいい機会でもありました。
紙には、直接手渡すことができるというメリットがあります。デジタルに強くない世代にも届けやすい、受け取った人も知り合いなどにすすめやすいといった発見もありました。次の帰省時には忘れずに持って行き、親戚にも見てもらおうと思っています。
行政でもIT化やDXが急速に進んでいます。しかし、『はごプロ』のような印刷物は、モノとして残るというデジタルにはない良さがあります。
印刷物は友達と一緒に見て、お互いに興味がある記事を指さしたり、開くほどに情報が広がっていく感覚も新鮮でした。
情熱を持って取り組む姿を見て、とても感動しました。これからも魅力ある地域づくりのために、地域の一員として力を貸してください。
学びのフィールドをキャンパスの外へと広げるプロジェクト演習では、
自治体や企業などと連携し、地域が抱える課題解決に取り組みます。
社会との接点を持ち、地域の魅力や人々の多様な生き方に触れることにより、
これからも変わり続ける社会の中で、
地域の発展や再生に貢献できる力を育みます。
羽衣国際大学では地域連携やPBL(プロジェクト演習)を
積極的に行っています。