所属:現代社会学部
職位:准教授
取得学位:修士(文化政策学)
専門分野 | 観光学、地域文化政策、観光文化論 |
具体的内容 | 地域に根ざした学びとしての観光を文化政策の視点から探ることを課題としてきました。近年は日本民俗学・民俗知の系譜を参照しながら、地域の伝統的な生活文化の継承をめぐる問題を地域づくりや観光交流と関連付けて研究しています。具体的には和歌山県湯浅町でのシロウオ漁師さんとの出会いをきっかけに、遊び仕事を主な対象として伝統的な生業・生活文化の継承や文化資源化の過程に関心を深めています。また同時に、こうした研究から得られた知見を踏まえつつ域学連携に取り組み、地域に根ざした観光教育の実践を進めているところです。 |
キーワード | 観光教育、遊び仕事、文化的コモンズ |
区分 | 著書名・論文名・論題名等 | 掲載誌/巻・号/発行所/学会名等 | 発行・発表年月 | |
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共著 | 単 | 第9章「暮らしの風景と地域づくり・観光交流―和歌山県湯浅町におけるシロウオ漁の継承を中心にー」 |
須藤護, 山田貴生, 黒﨑英花編著『民俗学の射程』晃洋書房、123-133頁所収 |
2022.11 |
著書 | 共編著 | 『現代の観光を学ぶ』 |
八千代出版(134頁) |
2022.4 |
著書 | 共編著 | 『新時代の観光を学ぶ』 |
八千代出版(132頁) |
2019.2 |
著書 | 共編著 | 『新・観光を学ぶ』 |
八千代出版(125頁) |
2017.5 |
共著 | 単 | Ⅱ‐4(2)「こどもの娯楽としてのコンテンツ産業‐テレビ・映画」 |
白土健・太田実編著『こども文化・ビジネスを学ぶ』八千代出版、56-59頁所収 |
2016.9 |
共著 | 単 | 第3章「観光と地域文化」 |
白土健, 望月義人,井上博文編著『観光を学ぶ』八千代出版、24-33頁所収 |
2015.5 |
共著 | 単/共 | (p12~23)第1章「観光政策の現状と課題」 |
井口貢編著『観光文化と地元学』古今書院 所収 |
2011.8 |
共著 | 単 | 第9章「持続可能な共生社会を目指す観光ビジネス-地域の人びとが創り、育むツーリズムの諸相-」 |
谷口知司編著『観光ビジネス論』ミネルヴァ書房、167-184頁所収 |
2010.5 |
共著 | 単/共 | (p71~95)井口貢編,執筆分4章「観光資源と地域の文化資源」(井口貢との共同執筆につき本人担当部分抽出不可能)、(p96)コラム5「景観法」、(p97)コラム6「資源マップや、その作成のためのまち歩きの方法」、(p114)コラム8「修学旅行事始」、(p231~252)年表・巻末資料の編集更新(2013年9月現在第3刷) |
井口貢編著『観光学への扉』学芸出版社 所収 |
2008.11 |
論文 | 単 | 「遊び仕事を通じた持続可能な地域づくりとそこでの河川利用の意義に関する研究―地方小規模町におけるシロウオ漁の継承とシロウオまつりを対象に―」 |
『生協総研賞第20回助成事業研究論文集』、16-29頁所収 |
2024.2 |
論文 | 共著 | 寅丸真澄, 齊藤千鶴, 中島智, 中本寧, 松野芳夫, 佐藤正則, 松本明香, 家根橋伸子「留学生のキャリア形成支援のための組織横断的な支援システムの構築―日本語学校・大学・大学院の事例から人・組織・機関・社会の連携を考える」 |
『言語文化教育研究 21』 、278-296頁所収 |
2023.12 |
論文 | 単 | 「地域に根ざした観光教育の実践-和歌山県有田郡湯浅町との域学連携活動を中心に-」 |
『日本地域政策研究』第31号、100-101頁、2023年9月 |
2023.9 |
論文 | 単 | 「観光教育の先駆者としての宮本常一と宮沢賢治」 |
『地球システム・倫理学会会報』第15号、149-153頁所収 |
2020.10 |
論文 | 単 | 「宮本民俗学に学ぶ地域協働教育の可能性:宮本常一と宮沢賢治」 |
『地球システム・倫理学会会報』第13号、145-149頁所収 |
2018.10 |
論文 | 共著 | 中島智,井口貢「大学の観光教育におけるPBLの位置づけと活用:「共歓」という視座の可能性」 |
『同志社大学学習支援・教育開発センター年報』第4号、21-32頁所収 |
2013.6 |
公開講座等名 | 題名 | 実施年度 |
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4月摂丹3JC合同例会「3JCで考える持続可能な観光まちづくり」 (一般社団法人 三田青年会議所) |
観光を通して育む地域文化 ―JCメンバーへのエールを込めてー |
2023 |
第37回一般公開講座 (羽衣国際大学) ≪地域とともにこれからも≫ |
今こそ、伝承文化を見直そう ―地域づくり・観光を視野に入れて― |
2022 |
世界遺産登録記念シンポジウム (羽衣国際大学主催、羽衣国際大学現代社会学会共催、堺市後援) |
講演「古墳のまちを未来の子どもたちに伝えるために 創造型観光の観点から」 世界遺産登録記念シンポジウム 「世界遺産 百舌鳥・古市古墳群に学ぶ -地域文化の再発見-」 | 2019 |
熊取ええとこ再発見プログラム(くまとりにぎわい観光協会) | 第5回 講演「コンテンツを活用した新しいまち興し」 | 2019 |
第16回市民講座 (羽衣国際大学わかやまサテライト) |
宮本常一と観光文化:新時代の観光を育てるために | 2019 |
第34回一般公開講座(羽衣国際大学) | 暮らすように旅をする:暮らしの文化から考える観光立国 | 2018 |
すぎなみ地域大学区民ライター講座 | 第2回企画ワーク、第8回講評 | 2018 |
和歌山県湯浅町で実施したゼミ合宿です(2018~2019年)。そのとき、シロウオ漁師さんと出会ったことをきっかけに、シロウオ漁の見学や体験をさせていただいたほか、地域の皆さんのご協力を仰ぎ、シロウオ料理について実際に調理しながら教わりました。その後四手網をはじめ漁具・漁法を含む総合的な調査を行う計画を立てていましたが、惜しいことにコロナ禍のため実現に至らず、今後の課題と受け止めています。人とのご縁をあたため、交流を深めていくことの大切さをあらためて感じています。
もしだれかが出来合いの答えをあなたにくれたとしたら、あなたはそれで満足できますか?そのことを考えるとき、田口ランディのデビュー作『忘れないよ!ヴェトナム』の中に紹介されているアントニー・デ・メロ著『小鳥の歌』のことを思い出します。「あなたの代わりに、あなたの意味を見つけられる人はいないのです」。正しい答えが分からないことを問い、考える自由な探究を私は応援します。学びを深めるのは、あなた自身。さぁ、学びの旅に出かけましょう!
子どもと遊んでいるときが楽しい時間です(乳幼児の娘・息子と本気で)。学生時代にある環境教育的活動に参加したところからでしょうか。夢は、琵琶湖のほとりに里山ゲストハウス(兼・アトリエ)を構えつつ、みんなが交流できる遊び場を作ること。また、伝承遊びを競技化した「スポーツ鬼ごっこ」に関心を持ち、趣味と仕事を兼ねて活動しています。