所属:現代社会学部
職位:准教授
取得学位:修士(文化政策学)
専門分野 | 観光学、地域文化政策、観光文化論 |
具体的内容 | 文化政策・民俗学の視点からの観光まちづくりの研究と宮本常一の再検討を中心とした観光文化論の創造をテーマとしています。最近は、地域文化の伝承と連携した観光交流の創出過程における地域生活者にとっての学びの意義について、シロウオまつりや子ども向けの古墳文化体験、茶文化のまちづくり等の事例に着目して調査研究に取り組んでいます。また、こうした研究から得られた知見を踏まえつつ域学連携に取り組み、「地域に根ざした観光教育」の考察と実践を試みています。 |
キーワード | 観光教育、地域文化、宮本常一 |
区分 | 著書名・論文名・論題名等 | 掲載誌/巻・号/発行所/学会名等 | 発行・発表年月 | |
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著書 | 共編著 | 『現代の観光を学ぶー地域創生に向けてー』 |
八千代出版(132頁) |
2022.4 |
著書 | 共編著 | 『新時代の観光を学ぶ』 |
八千代出版(132頁) |
2019.2 |
著書 | 共編著 | 『新・観光を学ぶ』 |
八千代出版(125頁) |
2017.5 |
著書 | 共著 | 『観光を学ぶ』 |
八千代出版 |
2015.5 |
論文 | 単 | 「観光教育の先駆者としての宮本常一と宮沢賢治」 |
『地球システム・倫理学会会報』第15号、149-153頁所収 |
2020.10 |
論文 | 単 | 「宮本民俗学に学ぶ地域協働教育の可能性:宮本常一と宮沢賢治」 |
『地球システム・倫理学会会報』第13号、145-149頁所収 |
2018.10 |
論文 | 共著 | 「大学の観光教育におけるPBLの位置づけと活用:「共歓」という視座の可能性」 |
『同志社大学学習支援・教育開発センター年報』第4号、21-32頁所収 |
2013.6 |
報告 | 単 | 「地域の民俗文化の継承における地域に根ざした観光教育の可能性」 |
地域活性学会第11回研究大会(長崎県大村市) |
2019.9 |
報告 | 単 | 「漁撈文化の継承と地域に根ざした観光教育の開発 」 |
日本地域政策学会第18回全国研究大会(高崎経済大学) |
2019.6 |
報告 | 単 | 「都市型エコツーリズムと地域メディア:生活者による地域資源の観光対象化プロセスに関する考察」 |
日本地域政策学会第14回全国大会(明治大学生田キャンパス) |
2015.7 |
公開講座等名 | 題名 | 実施年度 |
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世界遺産登録記念シンポジウム (羽衣国際大学主催、羽衣国際大学現代社会学会共催、堺市後援) |
講演「古墳のまちを未来の子どもたちに伝えるために 創造型観光の観点から」 世界遺産登録記念シンポジウム 「世界遺産 百舌鳥・古市古墳群に学ぶ -地域文化の再発見-」 | 2019 |
熊取ええとこ再発見プログラム(くまとりにぎわい観光協会) | 第5回 講演「コンテンツを活用した新しいまち興し」 | 2019 |
わかやまサテライト第16回市民講座(羽衣国際大学) | 宮本常一と観光文化:新時代の観光を育てるために | 2019 |
第34回一般公開講座(羽衣国際大学) | 暮らすように旅をする:暮らしの文化から考える観光立国 | 2018 |
すぎなみ地域大学区民ライター講座 | 第8回 講評 | 2018 |
すぎなみ地域大学区民ライター講座 | 第2回 企画ワーク | 2018 |
すぎなみ地域大学区民ライター講座 | 第8回 講評 | 2017 |
和歌山県湯浅町で実施した地域づくりをテーマとしたゼミ合宿です(2018~2019年)。そのときのフィールドワークでシロウオ漁師の方と出会ったことをきっかけに、同町島之内地区の皆さんのご協力を仰ぎ、シロウオ漁の見学や体験をさせていただいたほか、シロウオ料理について実際に調理しながら教わりました。
その後そのシロウオ漁師の方のお世話になり、四手網をつくる作業など漁具や漁法も含めて多面的な調査を行う計画を立てて準備を進めていましたが、惜しいことにコロナ禍のため実現に至らず、今後の課題と受け止めています。人とのご縁をあたため、交流を深めていくことの大切さをあらためて感じています。
何かに役立つ勉強はほどほどに、いろいろな人と対話したり、気ままに本を読んだり…そんな時間の使い方ができるのが大学の4年間。雑談も雑学も必修科目だという気がします。「雑草という名の草はない」のです。まだ見ぬ世界と出会い、美しいものを愛でだれかと分かち合うことで、人生は思いがけず豊かになります。それはきっと、観光や地域文化を学ぶ第一歩になるはずです。いのちを輝かせる旅に一緒に出かけましょう。
子どもと遊んでいるときが楽しい時間です(最近は3歳児の息子と本気で)。学生時代にある環境教育的活動に参加したところからでしょうか。夢は、琵琶湖のほとりに里山ゲストハウス(兼・アトリエ)を構えつつ、みんなが交流できる遊び場を作ること。また、伝承遊びを競技化した「スポーツ鬼ごっこ」に関心を持ち、趣味と仕事を兼ねて活動しています。