所属:人間生活学部
職位:教授
取得学位:博士(学術 立命館大学)、修士(社会学)
専門分野 | ケア学:世界のケアと教育 |
具体的内容 | (1)ライフコース各期の社会と家族関係の変容 子ども期、青年期、高齢期といった各期の社会と家族関係の変容について、歴史的にはイギリス・フランス産業革命期の児童・高齢者の労働と家族関係、西洋装飾文化とその下での児童労働、また今日の社会的孤立、引きこもり問題に着目し、子ども、障害のある人、高齢者へのケアについて検討しています。 (2)発展途上国を含めた世界のケアと教育 フィリピンとベトナム等の発展途上国を含め、「世界のケア実情といかに向き合うのか」との観点から、自国の文化的価値基準に偏重しない多文化共生社会のあり様に関して考究しています。 【科研費助成研究】 「フィリピンにおける生活困難層の子どもへのケアサポートに関する研究」(研究代表者:渋谷光美、課題番号:19K02203、2019-2024)に取組んでいます。 フィリピンにおける生活上の困難を抱える子どもへの教育と社会的ケアサポートに関する実情を把握し、問題解決への展望と課題を見出すことを目的として現地調査等を進めています。 ※過去分;「EPA(経済連携協定)に関連するアジアでの介護人材養成の動向」(研究代表者:渋谷光美、課題番号:25510021、2013-2017)により、アジア(フィリピン、ベトナム、韓国)での現地調査を行いました。 |
キーワード | 世界のケア事情、貧困とケア、多文化共生社会 |
区分 | 著書名・論文名・論題名等 | 掲載誌/巻・号/発行所/学会名/ ページ/学会開催場所等 |
発行・発表年月 | |
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著書 | 共 | ひきこもっていても元気に生きる |
高井逸史、他3名編、新日本出版社、「ひきこもり家族のいる高齢者」、pp. 199-220. |
2021.6 |
著書 | 共 | 未来につなぐ療育・介護労働 |
北垣智基、他2名編、クリエイツかもがわ、「介護労働のあゆみ」、pp.170-181. |
2014.9 |
著書 | 単 | 家庭奉仕員・ホームヘルパーの現代史――社会福祉サービスとしての在宅介護労働の変遷 |
生活書院,pp.1-300. |
2013.3 |
著書 | 共 | 老いを治める――老いをめぐる政策と歴史 |
天田城介、他2名編、生活書院、「在宅介護福祉労働はいかに担われてきたのか──1950年代後半~1980年代の家庭奉仕員による労働実践を中心に」pp.30-89. |
2011.3 |
著書 | 共 | 障害をもつ人々の社会参加と参政権 |
井上英夫、他3名編、法律文化社、「視覚障害をもつ人と参政権」pp.3-13. |
2011.3 |
著書 | 共 | 京都東山福祉の源流を探る |
藤本文朗、他3名編、宮帯出版、「京都東山の洛東病院を語る―語られなかった歴史的事実にせまる」pp.59-86. |
2011.3 |
著書 | 共 | 高齢者介護のコツ 介護を支える基礎知識 |
石田一紀、他3名編 |
2010.4 |
論文 | 単 | 英仏国を中心としたアンティーク・レース製作をめぐる社会性――産業革命期の児童労働にいたる地平 |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.19、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、 |
2024.3 |
論文 | 単 | フィリピンのNGOによるストリート・チルドレンへのケアサポート(第二報)――性暴力被害児の裁判事例を通じた検討 |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.18、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、 |
2023.3 |
論文 | 単 | フィリピンのNGOによる生活に困難を抱える子どもと家族へのケアサポート |
『地域ケアリング』Vol.24、No.10、通巻No.328、北隆館 |
2022.9 |
論文 | 単 | 子ども期における貧困とケアサポート――フィリピンでのソーシャルワーク事例を通じた検討 |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.16、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、 |
2021.3 |
論文 | 単 | ライフコースの高齢期における「社会的孤立」 |
日本科学者会議『日本の科学者』、Vol.55,No.11,634号、本の泉社、pp.17-22. |
2020.11 |
論文 | 単 | ライフコースにおける子ども期の変容と家族関係 |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.15、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、 |
2020.3 |
論文 | 単 | ライフコースにおけるケアサポートへの一考察―― |
『地域ケアリング』Vol.21、No.10、通巻No.286、北隆館 |
2019.9 |
論文 | 単 | フィリピンにおける子どものケア人材としてのケアギバー養成教育について |
『地域ケアリング』Vol.21、No.3、通巻No.279、北隆館 |
2019.3 |
論文 | 単 | 韓国における老人療養施設職員のケア意識に関する考察 |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.14、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、 |
2019.2 |
論文 | 単 | フィリピンにおける子どもの教育とケアに関する一考察――ケアギバー養成教育と子どものケア人材としての活用 |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.12、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、 |
2017.2 |
論文 | 単 | ベトナムの国立社会保護センターにおける高齢者介護に関する一考察 |
『地域ケアリング』Vol.18、No.11、通巻No.245、北隆館 |
2016.10 |
論文 | 単 | フィリピンの高齢者ケアに関する一考察――ケアワーカーへのアンケート調査を通じて |
地域ケアリング』Vol.18、No.5、通巻No.239、北隆館pp.60-61. |
2016.5 |
論文 | 単 | イギリスのワールドスタディーズを視座としたアジアのケア理解――ベトナムの国立社会保護センターでのケア事情に関する考察 |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.11、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、 |
2016.3 |
論文 | 単 | 韓国の介護人材育成に関する一考察 |
『地域ケアリング』Vol.17、No.13、通巻No.233、北隆館 pp.62-63. |
2015.12 |
論文 | 単 | フィリピンでのコミュニティケアにおける介護人材育成に関する考察 |
『地域ケアリング』Vol.17、No.8、 通巻No.228、北隆館 pp.54-55. |
2015.7 |
論文 | 単 | ベトナムにおける介護事情に関する考察――仏教寺の介護者と枯葉剤被災者家族への聞き取り調査を通じて |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.10、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、pp.13-24. |
2015.3 |
論文 | 単 | フィリピンにおけるケアギバー養成教育に関する考察――実習生受入れ先のナーシングホームと実習生へのインタビュー調査を中心に |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol.9、羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会、pp.27-38. |
2014.3 |
論文 | 単 | 日本のホームヘルパー制度の変遷を通じた障害者施策の一考察――創設期の長野県と東京都を中心に |
川端美季他編『生存学センター報告20 障害学国際セミナー2012――日本と韓国における障害と病をめぐる議論――』,立命館大学生存学研究センター,pp.328-337. |
2013.3 |
論文 | 単 | 1980年代のホームヘルプ制度の変容に関する一考察 |
小林宗之他編『生存学センター報告19 戦後日本の老いを問い直す』,立命館大学生存学研究センター,pp.35‐53. |
2013.2 |
論文 | 単 | 社会福祉サービスとしての家庭奉仕員(ホームヘルパー)制度の変遷 |
『博士論文』,立命館大学大学院先端総合学術研究科,pp.1-168. |
2012.3 |
論文 | 単 | 介護の源流としての寮母と家庭奉仕員に関する、養老事業関係者の動向を通じた検討 |
『コア・エシックス』Vol.8,立命館大学大学院先端総合学術研究科,pp.195-206. |
2012.3 |
論文 | 単 | 問い直されたホームヘルプ労働のあり方(1970年代~1990年代)――東京都のホームヘルパーの取組みを中心に―― |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol. 7,羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会,pp.31-.41. |
2012.3 |
論文 | 単 | 1970年代の認知症ケアについての再評価――家庭奉仕員による認知症老人への生活支援の実践を通じて |
『羽衣国際大学人間生活学部紀要』Vol. 6,羽衣国際大学人間生活学部紀要編集委員会,pp.9-20. |
2011.3 |
論文 | 単 | 運動によって勝ち取られた、正規職員が担うべき社会福祉としての家庭奉仕員労働――1960年代後半から1970年代の正規職員化闘争を通じて |
『コア・エシックス』Vol.7,立命館大学大学院先端総合学術研究科,pp.165-175. |
2011.3 |
論文 | 単 | 在宅介護福祉労働としての家庭奉仕員制度創設と、その担い手政策に関する考察 |
『コア・エシックス』Vol.6,立命館大学大学院先端総合学術研究科,pp.241-251. |
2010.3 |
論文 | 共 | ベトナムの医療・看護・介護は今―私たちの学ぶことは |
『いのちとくらし』Vol.30,協同総合研究所紀要,pp.44-53. |
2010.3 |
論文 | 単 | 老人の生活問題に対する社会福祉サービスとしての家庭奉仕員制度の創設 |
『立命館大学社会学研究科修士論文選集』,Vol.3,立命館大学産業社会学会,pp115-139. |
2009.10 |
論文 | 共 | 京都東山の洛東病院の歴史を探る――語られなかった歴史的事実にせまる |
『いのちとくらし』Vol.28,協同総合研究所紀要, pp.38-47. |
2009.9 |
論文 | 単 | 老人の生活問題に対する社会福祉としての家庭奉仕員制度創設 |
『修士論文』,立命館大学大学院社会学研究科,pp1-55. |
2009.3 |
論文 | 単 | 老人の生活問題に対する社会福祉としての家庭奉仕員制度創設 |
『京都女子大学生活福祉学科紀要』,Vol.5,京都女子大学家政学部生活福祉学科,pp.33-41. |
2009.2 |
報告書 | 共 | 介護実習教育における実習指導の研究に関するアンケート調査報告書~新カリキュラム導入後の実習現場における介護実習教育の現状と課題の明確化 |
羽衣国際大学人間生活学部 生活福祉コース,pp.1‐39. |
2012.12 |
報告書 | 共 | 介護福祉士養成課程における技術習得度評価等の基準策定に関する調査研究事業報告書 |
介護福祉士養成課程における技術習得度評価等の基準策定に関する委員.社)日本介護福祉士養成施設協会,pp.1-17. |
2012.3 |
学会発表 | 単 | 韓国の高齢者施設ケア人材の意識に関する一考察 |
第26回日本介護福祉学会大会 |
2018.8 |
学会発表 | 単 | A Study on Caregiver’s Training and Education in the Philippines |
11th International |
2016.9 |
学会発表 | 単 | ベトナムの福祉施設における地域社会連携の重要性について――国立保護施設と慈善事業施設との実情を通じた検討 |
日本福祉のまちづくり学会第18回全国大会 |
2015.8 |
学会発表 | 単 | 韓国の高齢者介護の特性に関する考察――福祉施設サービスを通じて |
障害学国際セミナー2014 |
2014.11 |
学会発表 | 単 | フィリピンの高齢者ケアに関する一考察――ナーシングホームのケアワーカーへのアンケート調査を踏まえて |
第22回介護福祉学会大会 |
2014.10 |
学会発表 | 単 | Community Care Trends and the Quality of Care in the Philippines |
アジア学術会議, |
2014.6 |
学会発表 | 単 | ベトナムでのケアに関する考察――慈善施設および家族ケアの実態調査から |
障害学国際セミナー2013, 立命館大学 |
2013.11 |
学会発表 | 単 | 日本のホームヘルパー制度の変遷を通じた障害者支援の一考察 |
障害学国際セミナー2012,韓国 ソウル |
2012.11 |
学会発表 | 共 | 「人間理解」を問い直す――国際的文学作品を通して |
第20回日本介護福祉学会 |
2012.9 |
学会発表 | 単 | Japan’s Home Help System |
British Association for |
2012.9 |
学会発表 | 単 | 在宅における認知症ケアの歴史的変遷についての一考察――1970~1980年代の家庭奉仕員による社会福祉サービスを中心に |
第11回日本認知症ケア学会 |
2010.10 |
学会発表 | 単 | 社会福祉サービスとしての在宅介護―家庭奉仕員制度創設期の政策と実態 |
第7回福祉社会学会 |
2009.7 |
学会発表 | 単 | 老人の生活問題に対する社会福祉としての家庭奉仕員制度 |
第19回日本福祉文化学会 |
2008.10 |
学会発表 | 単 | ホームヘルプ労働におけるマンパワー政策の一考察~研修制度の歴史的変遷から |
第15回介護福祉学会 |
2007.10 |
学会発表 | 単 | 訪問介護員との同行訪問実習に関するアンケート分析 |
第14回日本介護福祉教育学会 |
2007.8 |
公開講座等名 | 題名 | 実施年度 |
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羽衣国際大学 第23回わかやま市民講座 |
フィリピンのNGO(非政府組織)による ストリート・チルドレンへのケアサポート からの学び |
2023 |
アルプラザ高石 市民講座 | 自然なからだの動きを生かした介護を体験しよう | 2018 |
羽衣国際大学わかやまサテライト 第14回市民講座 | ケアに活かすコミュニケーションのあり様 | 2018 |
羽衣国際大学第30回一般公開講座 | コミュニティケアの理念と実践――イギリス、そしてアジアでの展開を通じて | 2014 |
羽衣国際大学第27回一般公開講座 | 「バリアフリーから見えてくるものー『もの』と『こころ』のバリアフリー」 | 2011 |
クアラルンプールにおいて開催された、「未来の地球:アジアの持続的発展のための研究」をテーマにしたアジア学術会議の国際カンファレンスで研究発表の機会を得られ、マレーシア人、チュニジア人、中国人の科学技術者・研究者の方々と交流できたことです。
知的好奇心旺盛に、海外へ出てみよう!! 自ら考え、学び、行動し、視野を広げよう。
趣味:自然&草花観賞