※左から長谷川さん、諸見里さん、藤森さん、永田さん
6/16(土)、アプラたかいしにて食物栄養学科の片山真子(専任講師)ゼミ生4名が市民講座を行いました。
講座のテーマは「きみもなろう!”野菜博士”」。
「ピーマンが苦くて食べられない」「トマトの歯ごたえが苦手」といった味や食感が嫌いという理由で野菜から遠ざかっている子どもも多いのではないでしょうか。
しかし、野菜には健康な体を作るのに必要な栄養素がたっぷり。成長期の小学生や中学生にとっては欠かせない食材です。
「野菜をもっと好きになって、いっぱい食べてほしい。」
そんな想いから、片山ゼミ生の皆は子どもでも楽しく野菜を学べる、一問一答の〇×クイズを企画しました!
※〇✕クイズを楽しむ子どもたち
市民講座で実際に出題された問題を何問か掲載しますので、皆さんも一緒に考えてみましょう♪
【問1:にんじんは水に浮く?】
答えは…
×!
野菜が浮くか・沈むかは育った環境で決まります。
水に沈む野菜は土の中で育った野菜。
土の中で育つ野菜が水に浮いてしまうと、雨が降るたびに、野菜が地表まで浮いてしまいます。
地表まで浮くと野菜は腐る。
雨が降るたびに野菜が腐ると、いつまで経っても実が育ちません。
にんじんは土の中で育つ野菜。だから水に沈んでいきます。
逆になすびやキャベツは土の上で育つ野菜なので、プカプカ浮かぶのです。
【問2:一日に必要な緑黄色野菜は350g?】
答えは…
×!
厚生労働省が推奨している一日に食べるべき野菜は、緑黄色野菜を120g、淡色野菜を230g、合計350g。
緑黄色野菜は、淡色野菜よりも、ビタミンA、ビタミンC、カルシウムを多く含みます。
玉ねぎ・もやし・キャベツなどの淡色野菜だけでなく、にんじん・かぼちゃ・ほうれん草などの緑黄色野菜もしっかり食べましょう。
正解発表の後には、緑黄色野菜と淡色野菜を合わせて350g用意し、子どもたちに持ってもらうことに。
日ごろ食べている野菜の量と比べてもらいました。
【問3:白い斑点がついているトマトは甘くておいしい?】
答えは…
×!
美味しいトマトの見分け方は、①斑点や傷がなく形がきれいなもの②ヘタが青々とピンと張っているもの。③トマトのおしりに放射状の筋があるもの。
以上を満たすトマトがみずみずしくて栄養たっぷりなんです。
ちなみに、トマトは土の上で育つ野菜なので基本的には水に浮きますが、甘いトマトは糖度が高く重さがあるので水に沈むのです。
さて皆さん、何問正解できたでしょうか?
今回は市民講座で出題された全10問のうち、3問をピックアップして掲載しました。
当日はクイズに答えるだけでなく、「なにわ伝統野菜」の毛馬きゅうりをみんなで味見をして、野菜の味を楽しむ時間も設けられていました。
長さが30cmもある毛馬きゅうりはちょっと苦いけれど、パリパリとした食感がとても気持ちいいんです。
そして、市民講座の最後には17名の子どもたちに、片山ゼミ生手作りの「野菜リーフレット」と「野菜博士認定証」を一人ひとりに手渡しで授与。みんな最後までよくがんばりました!おめでとー!
「野菜博士」に認定された皆さんが今まで以上に野菜を好きになってくれたらとても嬉しく思います!
これからは周りの友達にも「野菜博士」として野菜の魅力をたくさん伝えてあげてくださいね。
●市民講座を行った片山ゼミの学生
・藤森 祐美 (食物栄養学科 4年)
・諸見里 美空(食物栄養学科 4年)
・長谷川 美南(食物栄養学科 4年)
・永田 澄代 (食物栄養学科 4年)
片山ゼミ生4名の他に、本学の強化指定クラブである女子ソフトボール部と、食物栄養学科4年生の皆さんが市民講座の応援に駆けつけてくれました。
皆さん本当にありがとうございました!
きみの可能性を、見逃さない。
羽衣国際大学