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ブルネイよりコーチが本学バドミントンクラブ監督によるコーチングコースを受講



ブルネイ・ダルサラーム国バドミントンコーチのムハマド・ザクワン・サイフッラー・シア氏が、2025年10月1日から11月30日までの2ヶ月間、本学の喜多努准教授の指導の下、バドミントンコーチングコースを受講しています。本プログラムは Smart Coating Technologies Sdn Bhd の支援を受け、ブルネイ・ダルサラーム国青年文化スポーツ省が後援しています。目的は、同国におけるバドミントン指導および選手育成のさらなる発展を図ることにあります。

喜多監督は1990年から三洋電機でコーチ兼監督を務め、多くの日本代表選手やチャンピオンを育成してきました。トップチームの一員として団体戦8連覇に貢献したほか、在任中にはアテネオリンピック日本代表チームのコーチを務めました。また、女子ダブルス全日本総合5連覇の「オグシオ」をはじめトップレベルの選手を指導、多くの選手を日本チャンピオンへと導きました。

さらに2016年から2017年にかけては、パラバドミントンにも関わり、強化担当・監督として2016年アジア選手権、2017年世界選手権で日本代表チームを複数回の優勝へ導きました。2018年のブルネイバドミントンオープンでは、パラバドミントン日本代表チームを率いてエキシビションマッチに参加したほか、ブルネイのパラバドミントン選手の指導も行いました。本学には2015年に着任し、バドミントンクラブを発足。現在、女子チームは関西学生バドミントン連盟1部リーグに所属しています。

今回の研修は、シアコーチにとってブルネイ・ダルサラーム国におけるバドミントンの発展を支える指導技術と専門性を高める機会となるだけでなく、本学部員にとってもスポーツを通じた国際感覚を養う貴重な経験となっています。

 

11月19日、学長表敬訪問を行いました。短い時間ではありましたが、貴重な国際交流の場となりました。