10月31日(金)、プロジェクト演習を履修する学生たちが堺市内にある真生印刷(株)本社工場を訪問し、印刷の現場を見学しました。
真生印刷株式会社との連携プロジェクトである「フリーペーパー制作による大学周辺の地域再発見と魅力発信プロジェクト(堺市西区、高石市羽衣エリア)」(担当:現代社会学科 古谷准教授)では羽衣国際大学周辺の地域資源を取材し、学生目線で発信するフリーペーパーを制作することを目的とし、2021年から継続して実施され、今年で5年目を迎えました。
プロジェクト演習は大学での座学だけではなく様々な学外研修を通した学びの場がある授業です。特にこのプロジェクトではフリーペーパー制作に欠かせない「印刷」の仕組みを理解するため、毎年、真生印刷株式会社のご協力のもと、履修学生を対象に工場見学を行っています。

見学ルートの説明後、無線機を装着して、いよいよ見学スタート!機械音の大きな工場内でも、しっかり説明を聞くことができました。

普段はなかなか見ることができない大型印刷機を前に、断裁、紙折り、製版などの工程について真剣に聞き入る学生たち。
参加学生は普段手にしている印刷物がどのような工程を経て制作されているのかを間近で学び、多くの発見と気づきを得る貴重な機会となりました。
見学の最後には、なんと工場見学中に撮影したばかりの写真を使ったオリジナルの広報紙をプレゼントしていただきました。
わずか数十分前に撮った写真に対し、社員の皆さまが瞬時にオブジェクト削除やロゴ挿入、色補正などを行い誌面を完成させる様子に、学生たちは感嘆の声を上げていました。

プレゼントしていただいた広報紙。画像修正前後の写真を使い「間違い探し」も作成されていました。
真生印刷株式会社の皆さまにはお忙しい中、見学ツアーのご調整並びに当日作業の手を止めてのご説明、本当にありがとうございました。
※「プロジェクト演習」とは
本科目は、地域社会の団体や企業の方々からご提案いただいたテーマをもとに、本学の学生が協働でプロジェクトを遂行する正課授業科目です。
学生たちは地域をフィールドに、多様な人々と関わりながら「現場で学ぶ」姿勢を身につけ、自ら考え、行動する力を育みます。
こうした経験を通して、問題発見能力や課題解決能力を養い、将来、地域社会に貢献できる人材を育成することを目的としています。




