
2025年度前期 羽衣社会人講座「能ものがたりを読む」(担当:泉紀子本学名誉教授)では、源氏物語玉鬘十帖を素材とした能《玉葛》のテキストを読んでいます。7月11日は、宝生流能楽師の辰巳大二郎先生による《玉葛》の仕舞を鑑賞しました。
仕舞の鑑賞前には華やかな能装束を試着し、辰巳先生の指導のもと、謡(うたい)や床を擦って歩く動きの練習、顔の傾け方で喜びや悲しみを表したり、扇子で顔の一部を隠すことで「恥ずかしさ」を、床を強く踏み鳴らすことで「怒り」を表現するなど、能独特の所作を学び体験できる貴重な回となりました。