2025年6月26日と7月1日、本学教員水飼先生の「海外研修論」の授業に、国際協力機構(JICA)関西センターの熊谷郁氏と福谷昂子講師をお招きし、「JICA海外協力隊セミナー」を開催しました。
冒頭、水飼先生が「世界は広い。海外で暮らす夢を叶える方法はいろいろある。ぜひ進路の一つとして考えてみて」と呼びかけられました。
セミナーは、熊谷氏の「皆さんは開発途上国とどんな関りがありますか」との質問でスタート。私たちと開発途上国のつながりや海外協力隊事業概要についてご説明くださいました。熊谷氏ご自身はラオスで活動されていたそうで、東日本大震災のときにラオスから届いた応援メッセージのエピソードも伺いました。
次に、福谷講師から、エクアドルで青少年活動をされた体験を伺いました。世界の人のために何かしたいと最初に思ったのは小学生の頃だったそう。大学卒業と同時に海外協力隊に参加され、エクアドルの小中学校で、図工や音楽を中心に情操教育の質の向上に努められました。また、ダンスの経験を活かし放課後にダンスを教える活動もされました。
帰国後は、ダンスのルーツであるアフリカへ渡り、アフロダンスを習得。「世界と繋がる・繋げる」をモットーに、現在は講演、アフロダンスの講師、海外のアフロダンサーによるワークショップの開催などの活躍をされています。
最後に、「エクアドルの子供たちの問題」について、学生がグループで話し合いました。
福谷さんの「自分がわくわくすること、自分がやりたいと思った時を大事にしてほしい」とのメッセージは多くの学生の胸に響いたようです。