羽衣TODAY

モロッコの食文化について学びました!



食物栄養学科2年生は、調理学実習Ⅱの授業で「世界の食文化」を理解するために、世界各国の食事作りにチャレンジしています。
本日は、特別講師として、本学の学長中川 恵先生を招いて、モロッコの歴史や食文化について学びました。実習では、モロッコの伝統的なタジン鍋を利用した煮込み料理やモロッコ風サラダ、サフランライスを作りました。中川先生はフランスの移民政策をきっかけに北アフリカに関心を持ち、中東北アフリカ地域研究を専門とされており、仕事や研究でモロッコやチュニジアなど北アフリカで長期間生活していた経験もあります。

本日は、チキンと野菜のタジンとサラダを作りました。タジン鍋は、蓋が三角のユニークな形をしている無水鍋のことで、タジンとは肉や魚、野菜と様々なスパイスを入れて煮込む料理のことです。モロッコでは、各家庭にタジン鍋があり「一家に一台タジン鍋」(大阪の一家に一台タコ焼き器的な?)位置づけになっているようです。

モロッコはアラビア語が共通語になっていますが、ベルベル語やフランス語、スペイン語を話せる人も多く、町中に様々な言語が飛び交っているようです。また、中川先生から簡単なアラビア語とベルベル語の文字を教えて頂きました。子ども向けのベルベル語学習用のカラフルな資料が可愛かったです。

また、フランス語で書かれているレシピ本もたくさん紹介して頂きました。異国的な雰囲気の料理がたくさんあり、見ているだけで楽しい気分になりました。

実習の最後には、中川先生を囲んで実習で作ったモロッコ料理を食べました。お茶は中川先生から頂いたモロッコのスパイスティー!シナモンやナツメヤシ、ナッツ入りの甘い香りのお茶でした。とても幸せな香りでした。

学生からは

・スパイスの香りが心地良く、爽やかでした。思っていたより、さっぱりした味で日本人にも食べやすい味でした。

・モロッコの食文化に触れることができ、とても楽しかったです。中川先生のお話を聞いて世界の歴史や食文化を勉強したくなりました。

・モロッコの人は多言語を話せる人が多いと聞いたので、羨ましく思いました。

・お茶の香りがとても良く、タジン料理も美味しかったです。食の世界はとても深いと感じました。

などの感想がありました。

中川先生、ありがとうございました。