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羽衣国際大学

今日の出来事

HAGOROMO TODAY

[学生インタビュー]親切の連鎖を紡いだ、シアトルでの映像作品づくり2018年5月7日

放送・メディア映像学科の学生3名と村上 清身教授がワシントン州・オリンピアにある協定校SPSCC(South Puget Sound Community College)と共同で映像制作を行い、2018年の4月に約4分間のショートムービーを完成させました。

作品名は「Heart to Heart」。
親切の連鎖をテーマに、日常の中にある何気ない思いやりを紡いだ暖かい作品になっています。

▼「Heart to Heart」はこちらから▼

 

今回は2018年2月に行われたSPSCCでの海外研修にて「Heart to Heart」を共同制作した、笹部 楓華さん(3年生)、野村 愛香さん(3年生)、桑田 真琴さん(3年生)にインタビューを行い、日本と海外の撮影方法の違いや、映像作品に込められた想いなどを伺いました。

研修に参加したメンバー
■放送・メディア映像学科
笹部 楓華さん(3年生)
野村 愛香さん(3年生)
桑田 真琴さん(3年生)
指導:村上 清身教授


 


※左が笹部 楓華さん(3年)、中央が野村 愛香さん(3年)、右が桑田 真琴さん(3年生)
※撮影場所は本学の中庭

 

#見知らぬ環境のなかで自分を見つめ直す

(広報)SPSCCの海外研修に参加した理由は何ですか?

(笹部)英語とか海外になんとなく興味があったのですが、いまいち自分事のように感じられなくて。
でも、今回は映像を学べる新しい海外研修が始まるということだったので、一歩勇気を出して飛び込んでみようと思いました。

(桑田)アメリカの映像制作のやり方や技術などを自分の目で確かめたくて参加しました。
あと、本場の英語を体感できるのも魅力的で、アメリカの映像制作を学びながら本場の英語も体感できるので一石二鳥だなと。

(野村)私は大学3年生なんですが、自分の進路をそろそろ決めないといけない時期で。
狭い価値感の中から進路を決めるんじゃなくて、幅広い価値感の中から自分の進むべき道を見つけようと決めました。
アメリカという見知らぬ環境に身を置けば、日本以外の価値感で自分を見つめ直せるんじゃないかと思ったんです。

 

#「親切」の連鎖がキーワード

(広報)どんな流れで撮影を行ったのでしょうか?

(笹部)①研修前にスカイプでSPSCCの先生とテーマや撮影手順を決める→②伊丹空港でタブレットを使って撮影→③シアトルでロケハン、リハーサル→④撮影(1日)→⑤編集という流れです。
ディレクターは私たち3名と、SPSCCの学生1名の合計4名。カメラマンはSPSCCの先生の知り合いのプロカメラマンが1名。撮影が終わった後の映像編集はSPSCCの学生が行うという役割分担でした。

  

(広報)映像作品のテーマはどのように決めたのですか?

(笹部)事前にSPSCCの先生とスカイプで打ち合わせをしているときに、「親切」をキーワードに作品づくりをしたらどうかという話になりました。

(桑田)アメリカの学生が興味あることは何だろうとか、日本人である私たちだからこそ撮影できる映像は何だろうとか、色々話し合いました。
そんな中、みんながハッピーになれるテーマがいいんじゃないかと。

(野村)一つの親切がどんどん広がって世界が笑顔になっていく。作品のテーマでもありますが、私たちの研修のテーマにもなりました。
今回は15日間の研修だったのですが、ホストファミリーの方々が受け入れてくれたおかげで研修に参加することができました。
世の中には沢山の親切が溢れています。この親切を自分で止めてしまうのではなく、誰かに繋いでいく事が大切だと思います。

 

#言葉の壁を超える作品づくりへの情熱

(広報)アメリカの撮影現場と日本の撮影現場での違いはありますか?

(野村)撮影に取り組む姿勢に違いを感じました。日本では周りの目を気にして自分の考えを明言しない事ってあるじゃないですか。
でも、SPSCCの学生はすごい積極的でズバズバ意見をくれるんです。
撮影時に足らないカットがあって悩んでいたときも、「こうやって撮影したらいいんじゃない」ってアイデアを伝えてきてくれて。
自分の意見が否定されたらどうしようって不安に思うんじゃなくて、この作品を良くするにはどうすればいいのかってことにすべてのエネルギーを注いでいて。
言葉の壁も飛び越えて、チームで一つの作品を作っているという実感がありました。

 

#勇気を挑戦に変える

(広報)今回の海外研修で学んだことは何ですか?

(野村)私は自分の将来や進路について迷ったり不安に思うことがあって、ホストファミリーの方に相談したんです。
その時、「家族から離れてアメリカに来るのは勇気のいること。愛華はその勇気を挑戦に変えることができている。これからもその姿勢があれば大丈夫」と言っていただいて。
私は自分を見つめ直すために研修に参加したのですが、この言葉で心のモヤモヤが晴れたような気がしました。

重要なのは「どんな仕事をするのか」ではなく、「どんな気持ちで仕事をするのか」だと。
「挑戦する気持ち」があればどこまでも成長できるし、どんな環境でもポジティブに頑張れるんじゃないかなと思えるようになりました。

(笹部)私は日本人の遠慮しがちな性格は、海外進出に向いていないと感じました。
海外へ行く気持ちがあるなら無駄な遠慮は必要なく、思ったことをきちんと伝えることが大事だと学びました。

(桑田)英語を話すことに抵抗がなくなりましたね。カタコトの英語でも全然恥ずかしくないですよ(笑)
英語は私が何を考えているのかを伝えるツールにしかすぎないので。言葉が分からなくても積極的にアイデアを伝えてきてくれるSPSCCの学生を見てそう思いました。

 

(広報)では最後に「Heart to Heart」を見てくれる方々にメッセージをお願いします。

(野村)この動画は観ていて心が暖かくなると思いますし、これを機に親切の輪が広がってくれたら嬉しいです!

(笹部)親切をすればまたどこかで親切が帰ってくる。そんな、親切の連鎖がテーマになっています。
この映像を見て、人に親切にすることの大切さを改めて感じていただけたらと思います。

(桑田)私たちが頑張って作った作品です。心がとても温まる作品だと私は思っているので、暖かく見ていただければと思います。


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