本学学生による、高石市立図書館での「おはなし会」は今年度6回目を迎えました。毎年、人間生活学科の家庭科教職課程履修生2~3年生のうち、「ライフマネジメント実習」履修生が参加しています。
事前学習として、12月16日(月)、11名の学生たちが高石市立図書館におもむき、図書館長様から、幼児~小学校低学年生を対象とした絵本の選び方や読み方(声量・スピード・目線など)、絵本の見せ方、ページのめくり方といった基本的な知識や技法だけでなく、複数の絵本をくくるテーマの選定やそのテーマに合わせた手遊びやわらべ唄との組み合わせなどについて講習を受けました。講習後、3班に分かれ、各班でそれぞれのテーマを設定したあと、図書館に配架されている何百冊の絵本の中からテーマに沿う絵本探しを行いました。お話の長さやストーリー、絵のテイストなどを吟味しながら、各班で絵本と唄の選定と構成を話し合って組み立てていきました。
各自担当する絵本を持ち帰り、冬休み中に読み方の練習を行い、1月19日(日)の本番を迎えました。10時半から30分ずつ、3班に分かれて「おはなし会」を開催しました。
絵本コーナーのベンチに腰かけた各回8名ほどの親子連れが、学生たちの絵本や紙芝居の読み聞かせを熱心に聞き、歌声に合わせて手をひらひらさせて手遊び唄を歌ってくれました。
*参加した学生の声*
「子どもはすぐ飽きちゃうので、最後まで関心を保つのが難しかった」
「緊張して、声が小さくなっちゃいました」
「テーマの設定や絵本選び、どの順番で読むかなど、グループで色んな意見が出て面白かった」
「お父さんの影に隠れていた子が顔を出して絵本を見てくれた時、思わず心の中でヤッター!と思いました」