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羽衣国際大学

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HAGOROMO TODAY

『西の堺 東の酒田』庄内浜文化伝道師による料理教室を開催しました2018年3月20日

「海の日」記念事業実行委員会(山形県酒田市)が全国各地の団体と協働し海へのムーブメントを作りだす日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、食をテーマに湊文化を学ぶ『「西の堺 東の酒田」海の歴史探検~海と日本プロジェクト~』に羽衣国際大学食物栄養学科が参加しています。

プロジェクトでは、庄内浜文化伝道師と酒田調理師専門学校から3名の学生が3月15日~16日に堺市を、羽衣国際大学から3名の学生と教員が3月22日~23日は酒田市を訪れ、フィールドワークと食による交流を実施します。

2018年3月16日、山形県酒田市から庄内浜文化伝道師の本間公輝さんと渡部孝太郎さん、酒田調理師専門学校の学生3名が羽衣国際大学を訪れ、酒田の食材を使った料理教室を開催して羽衣の学生たちと交流を深めました。

料理教室では、18名の学生が本間さん、渡部さんにご指導いただきながら「鯛のバター焼き」「ぎばさ(アカモク)とろろ和え」「うしお汁」の3品の調理にチャレンジ。渡部さんや本間さん、酒田調理師学校の学生の手際の良さに感嘆しつつ、初めて使う食材に興味津々で料理していました。

「鯛のバター焼き」は、小麦粉をつけて香ばしく焼いた鯛をたらの芽やうるいといった春の山菜を付け合せに、ヨーグルトと梅干を和えた香梅ソースとフルーツを散りばめた春らしい彩りで。「ぎばさ」は湯通しすると粘り気が出て鮮やかな緑色になり、学生たちも初めて食べる食感を楽しみました。「うしお汁」では鯛の頭やアラと昆布を使って出汁を取り、塩と酒のみの上品な味付けで魚のうま味を堪能できました。

本間さん、渡部さんからは「酒田市は北前船によって京都や大阪とも交流があったため、現在でも料理には京料理の影響がみられる」など、酒田の食文化についても紹介があり、料理からも当時の酒田市の繁栄の様子が偲ばれることが学生にも伝わりました。

試食後、学生からは「てっきり和食だと思い込んでいたので、魚料理にヨーグルトや梅干し、フルーツを使う発想に驚いた」「ぎばさや山菜は大阪であまり食べる機会がないがとても美味しかった」などの感想があがっていました。

調理したメニュー

鯛のバター焼き 香梅ヨーグルトソース 春野菜添え

うしお汁

ぎばさ(アカモク)とろろ和え 割り醤油 おろし生姜

 


『西の堺 東の酒田』海の歴史探検

江戸時代、北前船の往来により栄華を極めた酒田では、華やかで自由闊達な湊町文化が形成され、港を中心として様々な歴史や伝統が守り伝えられてきました。また、室町時代から江戸時代にかけて、大坂(現在の大阪)の堺では商人たちが自治的な都市運営を行い、中世の自治都市として繁栄を極め、『西の堺 東の酒田』と謳われ、いずれも日本を代表する湊町でありました。

これらの歴史や伝統の背景にあった「海との多様なつながり」について、その恩恵や価値を現代において改めて認識するとともに、今後これらの財産を次の世代を担う子供たちに伝え引き継いでいくこと、また、新たな魅力や付加価値を創造することを目的として、「食」をテーマに事業を実施します。


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