2024年11月16日、「食と科学のふしぎ博in堺」が堺市産業振興センターで開催されました。大学、高校、企業など20の団体が参加し、子どもたちに科学を身近に感じることができるように、《食》をテーマにして科学のふしぎやその魅力を伝えました。
本学からは、食物栄養学科の古市卓也教授と食物栄養学科生5名によるブース「『香り』をつくってみよう! ~みんなの知っているあの香り~」を出展し、糖とアミノ酸の熱化学反応によって香りを作り出す実験を子どもたちに体験してもらいました。
醤油の香りを作るには何と何を混ぜればいいの?チョコレートの香りを作るには?お花の香りには?はちみつの香りには?
子どもたちがスポイトを使ってアルミホイルの上に試薬(無臭)を混ぜ合わせ、それを学生らがホットプレートで温めると小さな焦げが浮き上がり、かすかな香りが立ち昇ります。試薬の量が足りなかったり、温める時間が長過ぎたりして目的の香りにならないこともあります。大成功の時にはブース内に、甘い美味しそうな匂いが漂いました。失敗しても成功しても子どもたちは真剣に、楽しそうに実験を行ってくれました。ボランティアで参加していた、堺高校の調理部の高校生たちも興味津々で実験をしていました。
また、食物栄養学科生考案のハゴロモスパイスカレー(レトルト)とハゴロモスパイスの販売も行いました。お子さんが実験を体験中に保護者の方たちが隣のカレーブースを覗いてくださいました。「最近、スパイスにはまっているので使うのが楽しみ!」(スパイス購入者)、「大学生がスパイスのブレンドをしたの?試してみよう」(カレー購入者)、「カレー2個もらうよ、スパイスも2袋」(スパイス・カレー購入者)
本学のブースには250人以上の子どもが来場し、常に列ができるほど!大盛況のうちに4時間の出展を終えることができました。