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HAGOROMO TODAY

海外研修論で「JICA海外協力隊セミナー」を開催しました。2023年12月14日

2023年12月6日、「海外研修論」の授業に、青年海外協力協会(JOCA)大阪の遊川章宏氏と松尾斉子講師をお招きし、「JICA海外協力隊セミナー」を開催しました。
冒頭20分の海外協力隊事業概要の説明後、松尾講師より、ベトナムでの体験をお話いただきました。

学生時代はバックパッカーとして東南アジアを旅したという松尾氏。
海外協力隊の募集案内に専門の陶磁器分野の活動を発見して応募、ベトナムに派遣されたそうです。
ベトナムでは、人口約1億人のうち、約86%がキン族で、アオザイはこのキン族の民族衣装で「長い上着」との意味だそうです。
その他少数民族が53もあるとのこと。また、ベトナム語は発音が難しく、声調(音の高低パターン)が6声もあるそうです。
講座の前半では、ベトナムの暮らしについて、実際に現地で撮影した写真を用いて紹介してくださいました。

キムラン村

後半は活動体験談。一つ目の任地は、首都ハノイ近郊のキムラン村。
陶磁器の生産が盛んなこの村で、陶磁器の新商品開発や新規販売店の開拓に携わったそうです。
元々中国から各国に伝わった陶芸。製作方法は、日本もベトナムもほぼ同じだそうです。
他の協力隊隊員が作っていたアロマオイルとコラボして、アロマストーンの新商品を開発したり、
陶芸協会主催の日越外交関係樹立45周年記念イベントに参加されたりしたそうです。

ダナン

2つ目の任地は、美しいビーチがある観光都市ダナン。
インクルーシブ教育支援開発センターで美術教員として図画工作等の授業を担当されたとのことです。
写生授業で形状の捉え方や混色について指導したり、アートイベントに参加したり、情操教育の充実に尽力されました。

本学学生からは、言葉の壁についての質問が出ました。
「上手く話そうとしなくても、伝える意思を持ってコミュニケーションを取れば現地の人からも理解される」と松尾氏。
学生たちは、勇気をもって一歩を踏み出すことの大切さを実感した様子でした。

国際協力や進路について考える貴重な機会となりました。
遊川様、松尾様、本日はご登壇いただきありがとうございました。


きみの可能性を、見逃さない。
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