2023年9月24日、「食と科学のふしぎ博」が和歌山県湯浅町の総合センターで開催されました。
大学、高校、企業など20の団体が参加し、子どもたちに科学を身近に感じることができるように、《食》をテーマにして科学のふしぎやその魅力を伝えました。
本学からは、食物栄養学科の古市卓也教授と食物栄養学科生7名によるブース「『香り』をつくってみよう!
~みんなの知っているあの香り~」を出展し、糖とアミノ酸の熱化学反応によって香りを作り出す実験を子どもたちに体験してもらいました。
醤油の香りを作るには何と何を混ぜればいいの?チョコレートの香りを作るには?お花の香りには?はちみつの香りには?
子どもたちがスポイトを使ってアルミホイルの上に試薬(無臭)を混ぜ合わせ、それを学生らがホットプレートで温めると小さな焦げが浮き上がり、かすかな香りが立ち昇ります。
試薬の量が足りなかったり、温める時間が長過ぎたりして目的の香りにならないこともあります。
チョコのつもりがピーマンの匂いになってしまった!醤油の香ばしい香りがした!と、失敗しても成功しても子どもたちは真剣に、楽しそうに実験を行ってくれました。
香りの表現が見つからないと同伴の保護者たちにも香りを嗅いでもらい、なんの香りかと子どもたちと学生らも一緒になり、それぞれが感じる香りの名前を出し合いました。
全員が納得できる香りに落ち着く結果もあれば、お父さんだけが「ラーメンだ!」と納得する結果に終わる場合もありました。
本学のブースには250人以上の子どもが来場し、終始大盛況のうちに4時間半の出展を終えることができました。
きみの可能性を、見逃さない。
羽衣国際大学