2023年3月15日(水)、本年度末でご勇退される松田久雄先生が羽衣国際大学1104教室にて最終講義を行いました。

講義のテーマは「大学教員生活をふりかえってー徒然なるままにー」です。
当日は、休講日にもかかわらず、対面・Zoom両方で多くの教職員・学生の参加がありました。

冒頭、映画「黒部の太陽」がきっかけで高校時代に地球物理学を志したお話に始まり、
らい菌を使っての世界的な研究や、それに派生した尿路悪性腫瘍のがんマーカー研究、
人間科学の一分野であるグループダイナミクスの世界の紹介など、
「砂の器」や宮崎駿作品を多数織り込みながら、ご専門の領域や震災時の感染防止策をご解説いただきました。

また、プライベートでは全日本スキー連盟の指導員資格を所持しており、
往年の大スター吉永小百合さんに指導を行った？という稀有なご経験もご紹介下さいました。

公私ともに豊富なご経験をお持ちの松田先生が繰り返すように仰っていた、
「今、行っていることが未来にどうなっているかはわからない。
その時々に目の前にあることを一生懸命行うことで必ず道は開けていく。
絶対に誰かが見てくれているもの。」というお言葉には感銘を受けました。

多くの教員、学生に慕われるお姿は、誰にでも優しい笑顔で接するお人柄ゆえのことだと思います。
講演の最後には、これまでの教育・研究へのご尽力とご功績に感謝と敬意を込めて花束が贈呈されました。

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きみの可能性を、見逃さない。
羽衣国際大学