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羽衣国際大学

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HAGOROMO TODAY

【学生インタビュー】アイダホ大学での研修に参加した加藤慎一さん2017年12月5日

加藤さん

羽衣国際大学では2017年から米国のアイダホ大学(アイダホ州モスコー)とMOUを締結し、アカデミック語学研修(2ヵ月間)を実施しています。本学からアイダホ大学への派遣学生第1号となった加藤さんにアイダホ大学での研修についてインタビューしました。

 

加藤 慎一さん

現代社会学部現代社会学科2年生

2017年度羽衣国際大学国際交流大使

 

#時間とお金を投資するなら…

(広報)研修に参加しようと思ったきっかけは?

(加藤)英語力をつけたいというのが最も大きな理由です。海外に行ったことがなかったので、当初は順天郷大学校(韓国)の研修を考え、順天郷大学校に留学している先輩にSNSを通じて質問したりしました。研修参加を検討している時にアイダホ大学のプログラムがスタートすることを知り、せっかく英語を学ぶなら時間とお金を投資しようと感じ、アイダホ大学での研修に参加しました。

(広報)アイダホ大学の印象は?

(加藤)第一印象は「広い!」。羽衣は小規模大学なのでその違いにまず驚きました。大学構内の移動には車が必要なほど広大なキャンパスでした。

#誘われたら全部行く

(加藤)入学後はほぼ毎日といっていいほど新入生歓迎の様々なパーティーが開かれていました。出発前から英語で話す機会を増やすために、「誘われたイベントには全部参加する!」と決めていたので、授業の合間に様々なパーティーに参加しました。ダンスパーティーではダンスを教えてもらって輪に混ざったり、食事会ではテーブルを囲んで学生同士のおしゃべりを楽しんでいました。パーティーに参加するぶん、寝る時間を削って授業の宿題に取り組みました。

#アイダホでの生活

(加藤)最初はダウンタウンにある個人宅の部屋を数日間間借りして、その後大学内の寮に移りました。ダウンタウンでは土曜の朝にマーケットが開かれていて、友人と一緒に出掛けたりも。週末は友人の車に乗せてもらってキャンプに行ったり、郊外に遊びにいったりして楽しんでいました。

(加藤)寮では自炊していたので、仲良くなった人に滞在期間中自転車を借りて近くのスーパーに買い出しに行ったりもしていました。日本食が恋しくなったら、街で唯一の日本食レストランに行っていました。

 

#クラスメイトは全員サウジアラビア人

(加藤)「Listening」「Speaking」「Writing」「Reading」「Grammar」の授業が、1日平均で3コマありました。レベル別のクラス編成で、僕はレベル1のクラスからスタート。5名のクラスメイトは全員サウジアラビア人。年齢も様々で、夫婦で来ているクラスメイトもいました。

(加藤)どの授業でも先生は学生の自主性を尊重してくれます。発言を待ってくれたり、授業中学生同士が会話していると授業が止まっても学生同士のコミュニケーションを優先してくれます。「Speaking」以外の授業でも意見を求められるので、学生同士で会話をする機会がとても多いと感じました。すべての授業で宿題があり、宿題の振返りも授業内で学生同士で行います。何となく回答した問題でも、先生がわかりやすく解説してくれるので、一つひとつ理解して進めることができました。

(加藤)「Speaking」では、スマートフォンのボイスメモで録音した発音データを学内システムにアップして先生やクラスメイトと互いに確認しあう宿題もありました。各自の発音に、先生がタイムリーに音声データで訂正や感想を述べてくれるので、やる気が出ました。グループでの宿題には、クラスメイトと図書館に集合して取り組み、授業外でもたくさんコミュニケーションを取る機会がありました。クラスメイトとは、年齢や背景にとらわれないフランクな関係でした。

 

#研究テーマ「国民性」

(加藤)個人的な研究テーマとして各国の「国民性」に関心があります。構内には様々な出身の学生が来ているので、多様な国民性に触れることができました。アメリカ人は見た目の第一印象だけではその人を判断せず、必ずコミュニケーションありきで判断します。キャンパス内を上半身裸で歩く男子学生もいましたが、誰も気にしていませんでした。日本語クラブの集まりに浴衣を着て出かけた時も、道中は誰も気にかけてくれず少し寂しかったです。

(加藤)現地の友人と待ち合わせをして、友人が30分遅れてきたときにもてっきり「Sorry!」と言われるかと思っていましたが、最後まで謝ることなく遅れた理由を説明するだけでした。そんな部分からも、アメリカ人が自分の行動に自信とプライドを持っているのだと感じました。

(加藤)毎週金曜にはオリエンテーションの時間があり、事務やセキュリティなどの職員が学内の設備やサービスについて説明してくれます。どの職員も自分の仕事についてイキイキと話す姿が印象的でした。警備や保安の仕事に関心があったので、実際にセキュリティスタッフの話を聞いてアメリカで就職したくなりました。

 

#即、実行で成長を実感

(広報)自分で成長したと感じるところは?

(加藤)日本だと英語を話す機会が限られるけど、現地では学んだことを友人との会話や買い物などですぐに使えるので英語でのコミュニケーションが楽しくなりました。最初は思ったことを相手に上手く伝えられなかったけど、研修の終盤には聞きたいことを質問して、自分の考えも言えるように。タイ人の友人とよく学内のジムに通っていましたが、ネイティブの友人を交えてエクササイズなどについてスムーズに会話ができた時には自分でも成長したと感じました。

(加藤)帰国後に確認テストを受けた時にも、リスニング問題がゆっくりに感じました。できれば海外ドラマや映画、Youtubeを活用してネイティブのスピードでのヒアリングをキープしたいと考えています。2ヶ月間の研修では短いと感じたほど英語でのコミュニケーションが楽しくなってきたので、今後は英語力を保持しながらより長期の研修に参加したいと考えています。第一候補はニュージーランド。タイ人の友人がニュージーランドで学んでいたことや、映画「ラストサムライ」のロケ地だと聞いたことで興味が沸きました。大学卒業までには、アイダホ大学でのレベル5クラス(英語論文作成)までレベルアップしていたいです。

#習うより慣れろ

(広報)海外研修に関心のある後輩にアドバイスをお願いします。

(加藤)英語を話したいなら、海外で学ぶのが絶対おすすめです。僕よりも上位クラスにいた日本人でも、言いたいことを頭で整理してから発言しようとするあまりにコミュニケーションが不得意な学生もいました。今、英語を話せないとしても、研修先では必ず周囲が助けてくれます。チャレンジすることが大切です。特に、アイダホ大学は親切な人が多く、自ら積極的にコミュニケーションを取れば必ず成長できます。

 

 


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