2023年2月2日（木）、「後期プロジェクト演習（PBL）※1」の成果報告会を開催しました。
報告会には科目協力者の方をはじめとする今回のプロジェクトに協力いただいた関係者の方に多数ご参加いただきました。
今回報告があったプロジェクトは以下の2つです。

【プロジェクト1：ショッピングセンター（SC）活性化プロジェクト小売流通業の現状と地域共生の視点から探る】
担当：現代社会学科　中島准教授

本プロジェクトは、株式会社南海リサーチ＆アクトと連携して行われました。
プロジェクトの目的は、続々と新しいショッピングセンター（以下SC）がオープンし、競合が激しくなるSC業界において、
既存のSCはどのように地域社会と共生し、他のSCとの差別化を図りながら運営していけるのかをSC運営の専門家である科目協力者の方と考え、提案することです。

報告会ではSC事業の特性とホスピタリティ、今日の運営課題と新しい時代の役割など、SC事業の基礎知識を習得した後、
実際のSCにフィールドワークとして赴いた様子が報告されました。
また、そのフィールドワークで得た知識を元にこれからのSCがより地域の人に親しまれ、集客数を増やすための提案を2チームに分かれて行いました。
提案には、若者ならではの目線でSDGsや地域共生、福祉の視点に立った提案が含まれていたり、
留学生からは外国人の興味関心に沿った提案があったりと、SCの多様な機能を地域社会の発展に繋げるための提案が挙げられました。

【プロジェクト2：フリーペーパー作成による大学周辺の地域再発見と魅力発信プロジェクト（堺市西区、高石市羽衣エリア）】
担当：現代社会学科　古谷准教授

本プロジェクトでは、真生印刷株式会社様と連携し、羽衣国際大学周辺地域の見所を学生ならではの視点で取材し、フリーペーパーを作って発信するという活動を行っています。
「はごプロ」とネーミングされたフリーペーパーは昨年に続き第2号の発行となります。
今年は開園150周年を迎える浜寺公園とＪＲ鳳駅にほど近い鳳本通商店街にスポットを当てて作成しました。

学生取材班たちは、このフリーペーパーを通して多くの人がこの地域に関心を向けてくれればという思いで、自らの足で歩き、目で見て、耳で聞いて、手で触って、感じたことを記事にしました。
取材にあたっては関係の方々が温かく対応してくださり、たくさんの情報を得ることができました。
ご協力いただきました皆さま方、ありがとうございました。

学生取材班は、自分たちの書いた記事や撮った写真が掲載されフリーペーパーという形で出来上がったことに大きな達成感を感じたようです。
みなさん、是非、浜寺公園、鳳本通商店街に足を運んでみてください！

学生たちに挑戦する場を与えていただいた科目協力者の皆さま、地域住民や企業団体の皆さまありがとうございました！
今後も学生が主役となり、地域の課題を皆さまと一緒に解決できるよう、プロジェクト演習を運営してまいります。

※1「プロジェクト演習」の趣旨
学内外から提案されたプロジェクト達成に向けて、学生が主体的・自律/自主的に学んでいく実践型学修スタイルにより、現場で学ぶ姿勢、コミュニケーション能力、協調性、主体性、問題発見・課題解決能力を修得することで、関連する専門分野の知識・技能を高める。全学的な学位授与方針のうち、特にDP4-1「学内外の能動的学修経験をとおして、課題を発見する力、課題解決のために必要な情報を収集し分析する力、課題解決に向けた行動力を身につけている」を実現するための科目。

きみの可能性を、見逃さない。
羽衣国際大学