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HAGOROMO TODAY

日本尊厳死協会 関西支部 事務局長の浦嶋 偉晃氏をお招きし、ワークショップを開催しました。2023年1月19日

現代社会学部 中島准教授の余暇社会学の授業にて、公益財団法人 日本尊厳死協会 関西支部 事務局長の浦嶋 偉晃(うらしま ひであき)氏をお招きし、
リビングウィルについてのワークショップを開催しました。

浦嶋氏は現在、企業勤務のかたわら、市民の立場からリビングウィルについて伝える活動に従事しています。
38歳の時に勤め先の会社の倒産と父親が要介護になるという不運が重なり、生活の急変を経験したことが、現在の活動に大きく影響を与えたと言います。

リビングウィルとは「不治かつ末期と判断された場合、延命措置をしないで緩和医療を施してくださいという要望を表した文書」のことで、
つまり「過剰な延命治療はいらない」という生前の意思表明のことです。

本日のグループワークのテーマは、「あなたが、病気になり、回復の見込みがなくなって近い将来、死が不可避となったとしたら、延命措置はどこまでしたいですか?」でした。
学生らはそれぞれグループに分かれ、納得のいく最後を迎えるための方法や意見を出し合い、発表を行いました。

普段は年齢層の高い聴講者にお話しをする機会が多いと仰っていた浦嶋氏。
学生の活発な意見一つ一つに前向きなアドバイスを下さいました。
また、グループワークでは、同協会関西支部理事の森本文雄氏もご参加いただき、対話をファシリテートして下さいました。

他者への想像力や共感力が問われる問題であり、また、最後を迎えようとするその時に自分ならどうありたいかを考えておくことの意義に気づく良い機会となりました。
心より感謝いたします。

なお、昨年、本学の中島准教授が日本尊厳死協会関西支部の理事に加わりました。
今後の活躍にご期待ください!

日本尊厳死協会について:https://songenshi-kyokai.or.jp/


きみの可能性を、見逃さない。
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