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「海外研修論」に樋口愛美氏(JICA国際協力出前講座/ラオス・コミュニティ開発)をお招きし、ご講演をいただきました。2022年12月26日

 

2022年12月21日(水)、「海外研修論」に樋口愛美氏(JICA国際協力出前講座/ラオス・コミュニティ開発)をお招きし、カンボジアの現地企業への就職、ラオスでのJICA海外協力隊に至った経緯、JICA海外協力隊の概要と活動内容、ラオスでの暮らしや文化についてご講演いただきました。

樋口氏は関西大学総合情報学部総合情報学科卒業後、カンボジアのシェムリアップ州の現地企業にて2年間勤務されました。

帰国後、もう一度途上国へ行きたいという思いからJICA青年海外協力隊に参加。2019年から2年の任期でラオスに派遣されましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年に一時帰国。その後、2021年9月に短期隊員としてラオスに再赴任されました。2022年、任期終了に伴い帰国し、滋賀県国際協会の「みみタロウキャラバン隊」のチーフ隊員として精力的に活動されました。現在はラオス雑貨「theobaan」の個人事業主として活躍されています。

JICA海外協力隊として海外へ行くことの強みとは、
生活面、安全面でのバックアップと、相手国に与える圧倒的な信頼感であると樋口氏。実際に突然の入院や、現地で首相の表敬を受けたご自身のエピソードを交えお話いただきました。そして、JICAでの活動の醍醐味は「失敗を恐れずなんでもチャレンジできること。」

このスピリットが現在のラオス雑貨の製品開発やボランティアなど、日本とラオスの架け橋としてのご自身の活動に強く影響を与えたようです。個人事業主として大切にしていることは、現地の生産者には、自分から「命令」「指示」をしたりせず、生産者の主体性を尊重すること。向き合うのではなく、同じ方向を向く感覚だと樋口氏。共通点を見つけて心を近づけ、相違点にラオスらしさを感じる。相互理解の大切さをお話されていました。

講演の最後、樋口氏から学生に対し、「JICAのボランティアはハードルが高いと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。失敗を恐れずとにかく何でも挑戦してみる気持ちが大切です。」とメッセージをいただきました。

樋口さま、学生に貴重なお話をしていただき、誠にありがとうございました。

 

※みみタロウキャラバン隊の詳細はこちら


きみの可能性を、見逃さない。
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