2017年4月25日(火)、放送・メディア映像学科1年生対象の「大学入門ゼミナール」(担当:浮田 哲教授、内田 知己助教)において、卒業生の大藤 美沙さんと大藤さんが勤務する金井大道具株式会社大阪営業本部の西原 承吉さんから金井大道具株式会社のプレゼンテーションと学生時代のエピソードを交えて後輩に向けて講演していただきました。
大藤さんが勤務する金井大道具株式会社は、明治19年に市村座の劇場付き大道具会社として出発し、歌舞伎・新派・新国劇・松竹新喜劇といった伝統的な舞台装置を数多く手がけ、現在はテレビ番組や映画のセットから古典芸能の装置、大規模なイベント・ファッションショー・コンサートの装置まで、エンターテインメント産業において重要な役割を占める企業です。
西原さんからは、これまでに金井大道具が手掛けてきた仕事を中心に、道具制作という仕事についてご紹介いただきました。金井大道具では制作だけでなく施工や管理も行うため、仕事で用いる道具なども紹介していただき、業務における安全対策についてもお話しいただきました。
後半は浮田教授が司会を務め、インタビュー形式で卒業生の大藤さんにお話しいただきました。放送・メディア映像学科に入学したきっかけから在学中にクリスマスイルミネーション点灯式で餅つきを企画して実行したエピソードや、「身体を使って仕事がしたい」と思い道具制作会社に絞って就職活動をしたことなど学生生活を振り返って、後輩に向けてざっくばらんにお話しいただきました。
大藤さんは制作課経師係に所属して主にパネルの表装を担当しており、お仕事内容ややりがいについてもお話しいただきました。
お話の最後には大藤さんから後輩たちに向けて「学内でも学外でも気になったイベントには参加してみることが大切。やりたいと思ったことに積極的にチャレンジすること。」とメッセージが贈られました。
1年生からは「仕事をするにあたって必要な資格やとっておいた方がよい資格はありますか?」などの質問があがり、放送に関わる仕事に携わる卒業生の話しに興味津々で聞き入っていました。
放送・メディア映像学科