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【在学生インタビュー】本学出身の情報科教諭第1号 川端 見歩さん2017年3月18日

本学の放送・メディア映像学科では2013年度入学者から「高等学校教諭第一種免許(情報)」が取得できるようになりました。オムニバスドラマ『阪堺電車』で監督を務めた川端見歩さんは、その1期生として教員免許を取得し、2017年4月から大阪府内の府立高校で情報科講師として教壇に立ちます。本学出身の情報科教諭第1号となった川端さんにお話をお伺いしました。

川端 見歩さん
現代社会学部放送・メディア映像学科4年生
2017年4月から府立高校で情報科講師として勤務

情報科の教員免許を取得したきっかけ
もともと教員志望ではありませんでしたが、入学後のガイダンスで情報科の教員免許が取得できることを知り、せっかくだから在学中に取得しようと考えたことがきっかけです。
教員免許の取得は学科の専門科目以外に教職科目の履修が必要なため、両立ができずに途中であきらめてしまった友人もいました。私自身もWeb制作やアプリ制作などは苦手でしたが最後までやり遂げることができました。

母校での教育実習
2016年10月に母校での教育実習に臨み2年生の授業を担当しました。「情報」という科目は「国語」「英語」「数学」などに比べ、それまでの経験や環境による個人差が大きく、授業を進めるうえで全員のペースをそろえることに苦労しました。
授業中は、生徒からの質問や機材不調などあらゆることに対応しなくてはならず、周囲の先生方にご指導いただきながら自分のITスキルが不足していることを実感しました。

情報科講師として
勤務予定の府立高校は自分の母校と雰囲気が似ています。教わる側から教える立場になることで教材制作や授業運営など不安に感じることもありますが、4月からは先輩の先生方の指導を仰ぎ、自分が高校生の時に恩師から学んだ授業も参考にして授業や生徒への応対に臨みたいです。学生時代にプレゼンテーション能力の重要性を感じたので、生徒一人ひとりが自分でテーマを設定してプレゼンテーションできるような授業を行いたいと思います。
生徒と年齢が近いので、生徒からなんでも相談してもらえる親しみやすい先生になることが目標ですが、親しみやすさだけでなく厳しさも持って生徒と接していきたいと考えています。
勤務予定の高校からは「生徒の多くがスマートフォンを所有してコミュニケーションに利用しており、WebやSNSでの個人情報の重要性を強く指導してほしい」と要望があり、「情報」の授業が社会で求められる情報リテラシー修得の役割を担っていることを改めて実感しました。

情報科教諭をめざす後輩へのメッセージ
情報科では教材制作が必須であり、日常的にソフトを使用して少しずつでも慣れておくことが大切です。自身のITスキル不足により生徒が不安を感じないよう、資格取得などを通じて継続的にスキルの向上に努めてください。
教育実習中には生徒から「文章入力ならPCよりスマートフォンの方がやりやすい」というコメントがあがるなど、情報を取り巻く環境やデバイスも早いスピードで変化していることを感じました。その変化に対応できるように、常に学ぶ姿勢を持つことが大切だと思います。

総合企画室 企画広報グループ

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