羽衣国際大学では「1週間に1冊の本を読むと、大学在学中に208冊の本が無理なく読める、だからぜひ本を読んでほしい」というコンセプトのもと10年前から読書推進運動「羽衣必読書208」を行っています。
この運動により、夏休みに推薦図書もしくは学生自らの選出図書を読み、感想文を書く取り組みが続いています。(1年生は必修、2年生以上は任意での参加)
2016年12月7日(水)、今年度の読書感想文コンクール「羽衣必読書208」の表彰式が催され、最優秀賞、優秀賞、佳作に選ばれた6名の学生に、岸本幸臣学長から賞状と副賞が贈られました。
賞状授与後には、池晶子教学委員長がコンクール審査員を務めた教職員による最優秀賞、優秀賞への講評を代読し、「読書感想文は読書に発端しますが、それ自体が感想文を書いたみなさんの表現物と言えます。賞に選ばれたみなさんの表現力はそれぞれに素晴らしく、ぜひ今後も読書を続けて様々なことを感じ、表現していくことを期待します」とメッセージが贈られました。
受賞されたみなさん、おめでとうございます。
平成28年度 読書感想文コンクール「羽衣必読書208」受賞者
●最優秀賞●
萩森 睦(人間生活学科1年生) 『リンゴが教えてくれたこと』
《講評》※要約
萩森さんの感想文は著者の試行錯誤した体験を正確に読み解き、失敗してもあきらめずに挑戦を続けることの大切さという本書のメッセージを真摯に受け止めている。著者の体験と自己の体験を照らし合わせて自分自身のあゆみを冷静に見つめなおしており強い印象を受けた。未知の著者の経験に寄り添い自らの生きる姿勢を見出すという点で価値ある読書体験となっている。(吉村宗隆副学長・現代社会学部長)
●優秀賞●
福山 佳連(食物栄養学科1年生) 『置かれた場所で咲きなさい』
シュリンガー 日那 エミリィエ(現代社会学科1年生) 『品格のある生き方』
《講評》※要約
福山さんの感想文にはこの本との出会いと、読むに至った経緯が前半に生き生きと記述され、引き込まれました。内容を的確に要約しつつ、考え方ひとつで自分も周りも変わるという体験を著者と共有し、それを素直に表現していました。(清水明男事務局長)
シュリンガーさんの感想文では、生活の中で忘れがちな「品格」という価値観を、自分なりに理解し解釈を深めた点を高く評価しました。著者が考える様々な場面での「品格」を、自身の行いや考えと対比して自分なりの行動指針を示しており、ぜひ4年間の学生生活でも実践していただくことを期待します。(植田福裕人間生活学部長)
●佳作●
青山 友香(食物栄養学科1年生) 『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』
林 佑香(食物栄養学科1年生) 『私の致死的退屈症』
上江洲 虹歌(食物栄養学科1年生) 『アンマーとぼくら』
教学センター 学生・学習支援グループ