2016年11月30日(水)、教職課程を履修する1年生を対象とした「教職入門」(担当:梨木昭平准教授)において堺市教育委員会から管理主事の吉良知寛さんをゲスト講師にお招きし、堺市の教員採用試験説明会を実施しました。
説明会では冒頭に堺市のめざす教育像について説明があり、めざす教員像として「情熱」「指導力」「人間力」の3つを備えていることを堺市では掲げていることが紹介されました。その後、吉良さんからの問いかけで、学生たちは2~4名のグループで「堺市教員に求められる3つの要素の中で、何が一番大切か」「3つの要素に加えるべき○○力にはどんなものがあるか」についてディスカッションを行い、口頭で発表しました。
その後、映像も使用しながら堺市が教育理念に基づいて取り組んでいる特色ある活動について紹介がなされ、教員をめざす学生・社会人を対象とした「堺・学校インターンシップ」や「堺・スクールサポーター」といった制度や教員となった後にも3年間の「堺市初任者・発展研修」や「専門指導員による支援」など堺市ならではの教員へのフォローアップ体制の整備について説明があり、受講した学生たちも教員という仕事への不安が少し解消した様子でした。
堺市の教員採用試験についても説明がありましたが、受講生の多くがまだ1年生ということもあり吉良さんからは「今から試験対策をするよりも、報道などで取り上げられる教育にまつわるニュースなどについて自分なりに考えたり、どんな教員になりたいかを考えることが大切」とアドバイスをいただきました。吉良さんは過去に小学校教員として子どもたちを指導していた経験があり、教員時代のエピソードを交えてお話しいただいたことで、学生たちからも積極的に質問が挙がり、教員という仕事にたいしてより興味が深まった授業となりました。
本学には堺市公立学校で教員を務める卒業生もおり、ぜひ先輩方に続く学生が出ることを期待しています。
教学センター 教務支援グループ