2016年6月21日（火）、現代社会学部1年生対象科目「大学入門」（担当：にしゃんた教授、小川雅司准教授）において、産業社会学部（現、現代社会学部）卒業生の山下穰嗣さんと吉村沙記さんから後輩たちに向けて学生時代のエピソードや社会人としての苦楽などを交えて、熱く語っていただきました。

山下　穰嗣さん
株式会社スマートバリュー　経営企画Division　戦略情報Group Group Leader
産業社会学部産業ビジネス学科経営マーケティングコース　2007年3月卒業

●山下さんのあゆみ
産業ビジネス学科の2期生として入学した山下さんは、在学中にブレイクダンスサークルを立ち上げ、部長としてダンスに打ち込みました。さらに、在学中に出身者との共同経営というかたちで起業し飲食店の経営に携わるなど、学生起業家として活躍。しかし、経営の難しさを痛感し、企業で経験を積むことを希望して卒業後は金融業に就職しました。

入社後に思い描いていたイメージとのギャップに悩んだ山下さんは、株式会社スマートバリューに転職。ドコモショップでの勤務を経て、現在は本社の経営企画に関わる部署でグループリーダーとしてITの観点から、会社の経営戦略立案に従事されています。

●学生へのメッセージ
社会人になって痛感するのは、時間の大切さです。学生時代は自由に使える時間が多いので、海外に行って視野を広げるなど、時間を有効に使ってほしいですね。また、多様な価値観に触れることでも視野は広がります。今から10年後、20年後をイメージし、そこから逆算して「何をすべきか」を自分に問いかけること― これがなりたい自分になる第一歩です。弊社のフィロソフィーでもありますが、「変えられるのは自分のみ」です。自分の未来を作るのは自分次第。ぜひ、笑顔で楽しい学生生活を送ってください。

吉村　沙記さん
モデル・デザイナー
産業社会学部産業ビジネス学科放送・メディア情報コース　2009年3月卒業

●吉村さんのあゆみ
新体操とバレエに明け暮れる幼少〜小学校時代を過ごした吉村さん。打ち込む対象を失ってしまった中学〜高校時代を経て、羽衣国際大学に入学。在学中に、吉村さんのことを思って涙を流す友人の姿に「真面目になろう」と決意し、それからは大学祭やゼミ活動にも積極的に関わり、大学生活を主体的に楽しむようになりました。ゼミ仲間とは現在も定期的に集まるなど、交流が続いていることが写真で紹介されました。

在学中にモデルにスカウトされ、広告だけでなくショーモデルとしても活躍。新たな夢を見つけました。その後、女優業やDJとしての音楽活動、MCなど活動の幅を広げましたが、「やはり、モデルの仕事がしたい」と、2016年1月にはJAPAN EXPO THAILAND 2016でのショーに出演。和をテーマとして西陣織の技術を取り入れたブランドを立ち上げるなど、デザイナーとしても活躍されています。

●学生へのメッセージ
モデル・デザイナーとして様々な仕事に関わる中で、自身の勉強不足を感じる機会が多いです。学生のみなさんには、在学中にぜひ勉強しておくことをお勧めします。学生時代に勉強しておいたことは、社会人になってから必ず役に立ちます。勉強しておくことで、ふいに来るチャンスを掴める人になれます。そして、なによりも大学で一生付き合える友達を作ってください。

様々な分野で活躍する卒業生からのメッセージは、学生たちにとっても刺激になったようです。講演いただきました山下さん、吉村さんに深く感謝申し上げます。

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