※今回は公開の講演会になっており、学生だけでなく社会人の方にも受講していただきました。
2018年10月23(火)に堺共同漬物株式会社から日下 光司様(取締役品質管理室長)をお招きし、「お漬物の歴史」「市場拡大への取り組み」など、お漬物に関するご講演を頂きました。
昔から日本人に親しまれているお漬物ですが、平成元年から平成25年にかけて生産量が約43万t減少しており、現在も減少傾向にあることをご存知ですか?
生産量が減少した理由の一つが、減塩志向による漬物離れ。
現在では冷蔵庫の普及や漬物の製造技術が向上しており、塩分濃度が約2.5%の減塩梅干が開発されているのにも関わらず、生産量は伸び悩んでいます。
この課題に対して、各社が対応策を講じるなか、堺共同漬物様は地域の伝統ある野菜に目をつけました。
それが、なにわ伝統野菜の『天王寺蕪』。
一度市場から姿を消した、『天王寺蕪』を復活させることで、お漬物のすばらしさを沢山の方に感じていただきたい。
『天王寺蕪』復活にいたるまでの紆余曲折を、日下様から詳しく解説していただきました。
お漬物の知識を知るだけでなく、モノづくりにかける情熱を感じることができるとても良い機会となりました。
堺共同漬物の皆様、素晴らしいご講演頂きまして誠にありがとうございました。
きみの可能性を、見逃さない。
羽衣国際大学