羽衣TODAY
現代社会学科3年次専門ゼミナール(川田敦相教授担任)では、8月6日~7日、和歌山県有田郡湯浅町で学外研修を行いました。醤油発祥の地として知られる湯浅町が、これまでアジアとどのように関わってきたのか、また今後地域社会の発展に向けアジアとどのような交流・連携が考えられるか、参加者全員で探究しました。
6日のフィールドワークでは、湯浅町重要伝統的建造物群保存地区の案内人・半邊宗五氏から、以下の歴史的背景を学びました。
・13世紀、日本人僧侶が中国で修行した際に金山寺味噌の製法を持ち帰り、それが湯浅町で醤油誕生につながったこと。
・16世紀(1535年)には湯浅から大阪へ醤油の販売が始まったこと。
・17世紀半ば以降は、大阪堺から長崎を経てアジア各地へ醤油が輸出されていたこと。
また、アジアからのインバウンド観光客については、「湯浅には100人以上泊まれる大型宿泊施設が少ないため、外国人観光客受け入れは限定的で必ずしも多くない」(半邊氏)とのこと。フィールドワークを体験した学生からは、翌7日の座学で次のような前向きなアイデアや意見が寄せられました。
・「湯浅町は観光資源が豊富で、アジアからの観光客を呼び込む潜在力がある。子ども向けの施設がもっとあれば良い」(日本人学生)
・「伝統的建造物を見学するだけでなく、体験型のコンテンツが増えれば、より楽しめるし、アジアからの誘客にもつながる」(ベトナム人留学生)
・「湯浅町で初めて生シラス丼を食べた。アジアの人々にマグロやサーモンだけでなく、生シラスの魅力をSNSやYouTubeで発信することが重要」(インドネシア人留学生)
・「醤油やみかんなど湯浅の特産品を活かした“湯浅名物”の商品開発ができれば、観光PRにも役立つ」(日本人学生)
本学では今後も、学生が地域社会と世界をつなぐ視点(グローカルな視座)を育む取り組みを進めていく予定です。