羽衣TODAY
食物栄養学科2年生は、「調理学実習Ⅱ」の授業で、世界各国の食文化への理解を深めるため、さまざまな国の料理づくりにチャレンジしています。
今回は、本学学長の中川 恵先生を特別講師としてお迎えし、モロッコの歴史や食文化についてご講義いただきました。
実習では、モロッコの伝統的な調理器具であるタジン鍋を使った「チキンと野菜のタジン」と、モロッコ風サラダ(モロカンサラダ)を調理し、食後にはチョコレートミントティーも味わいました。
タジン鍋は、円錐形のふたが特徴的な調理器具で、食材から出る水分を利用して調理するため、水をほとんど使わずにおいしく仕上げることができます。モロッコでは各家庭に一つはあるほど身近な調理器具で、大阪でいう「一家に一台たこ焼き器」のような存在だそうです。
また、食文化はその国の自然環境や宗教と深く結びついていることも学びました。乾燥した地域であるモロッコでは、水を大切に使う知恵としてタジン鍋が発展してきたことや色鮮やかな料理の盛り付け、さまざまなスパイスを使った豊かな食文化に触れ、学生たちは異国の魅力を身近に感じることができました。
実習の最後には、中川先生を囲んで完成したモロッコ料理をいただきました。さらに、先生がモロッコ出張のお土産として持ち帰ってくださったモロッコのお菓子も味わい、本場の文化をより身近に感じる貴重な機会となりました。
学生からは、
・「モロッコの食文化に触れることができ、とても楽しかったです。中川先生のお話を聞いて、世界の歴史や食文化をもっと勉強したくなりました。」
・「モロッコはアフリカ大陸にある国なのに、スキー場もあると聞いて驚きました。」
・「イスラム圏の国旗の色についてのお話が印象に残りました。砂漠の多い地域では『緑』がとても大切な意味を持つことを知り、色にも文化的な背景があることを学びました。」
・「チョコレートミントティーの香りがとても良く、タジン料理もおいしかったです。食の世界はとても奥深いと感じました。」などの感想が寄せられました。
世界の食文化を「知る」だけでなく、「作る」「食べる」ことで理解を深めることができた、充実した実習となりました。中川先生、ありがとうございました。