プロジェクト演習(堺大空襲 次世代の語り部育成)第2回が、平和と人権資料館で実施されました。
平和と人権資料館の國守さんから堺大空襲の実像についてお話しいただきました。
堺大空襲で旧市街地のほとんどが焦土と化したこと、空襲前に米軍によって空から撒かれた“伝単”(民間人や兵士の戦意喪失を目的として撒かれたもので、米軍による空襲の予告などが書かれていました)や投下された“焼夷弾の頭部”を見ました。
また、“焼夷弾の頭部”を実際に持ち上げてみました。本当に重く、焼夷弾のほんの一部ですが、20kgあるそうです。2人掛かりでも簡単には持ち上がりませんでした。
平和と人権資料館を少し見学させていただき、堺大空襲を体験された久保さんのお話を聴かせていただきました。久保さんは8歳の時に堺大空襲を経験されました。幼かった久保さんはお母さんに手をひかれ、浜の方へ逃げたそうです。幸い、久保さんもご家族も家も無事でした。しかし、一夜にして変わってしまった景色に自分の目を疑ったと話してくださいました。
「今日話したことを次の世代へ引き継いでいってほしい、より多くの人に平和の尊さを伝えていってほしい」とおっしゃっていました。
久保さんの言葉は、学生たちの心に強く響くものでした。
この日の様子は以下の通り、メディアで報道されました。
次回(10月7日)は羽衣国際大学にピースメッセンジャーの奥田さんをお迎えし、堺大空襲の体験をお聞かせいただく予定です。
羽衣国際大学 共通教育開発センター(CSD)