新年にはいり、学生の皆さんは新たな気持ちで学修をすすめていると思います。

ただ残念なことに昨年来のコロナ禍は収まらず、昨年４月に続き大阪府他に2度目の緊急事態宣言が発出されました。

大阪府はもちろん全国的に感染が拡大傾向にあり、一層感染防止に向けて取り組んでいかなければならない状況であることは間違いありません。

本学でも学生の皆さんの協力を得ながら、改めて授業、実習などはもちろんレストランや図書館、クラブ活動など学生生活全般に視野に入れた感染防止対策を徹底していきます。

ただ今回の緊急事態宣言では、大学を始め小・中・高校などへの通学は制限されることはなく、学校では感染防止措置を行った上で、学生の学修機会の確保と感染防止の徹底の両立をはかるべきとされています。

また本学の学事日程も、後期の授業期間は約２週間を残すのみとなっています。

従って本学では昨年４月に発出された緊急事態宣言時とは異なり、原則として対面授業を制限することはせず、引き続き感染対策をとりながら後期の授業を継続することとします。

皆さんの中には不安を感じる人もいるかと思いますが、本学ではCO2濃度計の導入や必要に応じてオンライン・遠隔授業を取り入れるなど、引き続き感染防止対策をとっていきますので必要以上に恐れることなく後期試験や国家試験対策など学業に専念してください。

ただし、これまで以上に学内外での「３密」の回避に努め、不要不急の外出(特に夜８時以降)は控えるよう注意してください。

また現在は自宅外での感染のみならず、家庭内での感染も増加しています。

自宅等でも油断せず家族や友人などとの会話、食事、接触等には十分注意を払ってください。

将来を見通せない難しい時期が続きますが、本学では今後も状況に応じた対応をとっていきます。

生活面、経済面など何か心配事があれば、大学に相談窓口がありますので遠慮せず相談してください。

本学は皆さんが不安なく学業に打ち込めるような環境整備に努めていきます。

この苦しい時期をともに乗り越えていきましょう。

学長
吉村 宗隆