1月25日（水）本学にて堺市アセアン交流室主催の「アセアン映画フェスタ2022＠羽衣国際大学」が開催されました。

上映された映画は「海辺の彼女たち」（英題：Along the Sea）。
この作品は、外国人技能実習生にまつわる劣悪な労働環境などが社会問題として注目されているなか、
本作品は監督が実際に技能実習生から受け取ったSOSメールをきっかけにして着想された作品です。
ベトナムでも大きな話題となり、世界的な映画祭（サンセバスチャン国際映画祭、東京国際映画祭など）でも高い評価を受けました。

鑑賞後、この映画の脚本、監督、編集をした藤元明緒監督と現代社会学部浮田教授のトークライブが開催されました。
トークライブでは、ベトナムからの留学生を含む本学学生や堺市民の方々からのさまざまな感想や質問がありました。
この映画のテーマ、エンディング、カメラの視点（第四の視点）、ＢＧＭを入れなかった理由、演出と演技、フィクションとノンフィクションなど、
さまざま観点から感想と質問が出て、監督のこの作品に込めた思いが語られ、豊かな時間を共有することができました。

藤元監督のツイートより
「学生さん達から線路を歩く長回しや夢を語り合うシーンで「彼女たち」に寄り添った感想をもらえたのはまさしく映画にとっての救いだったのでは。胸いっぱいで帰路につきます。」

アセアン映画フェスタを主催いただきました堺市アセアン交流室の皆さま、ご参加いただいた堺市民の皆様、そして藤元監督、
‘最強寒波’でお足元の悪い中、ご足労いただきましてありがとうございました！

※開学20周年を迎えた羽衣国際大学、次年度創立100周年を迎える羽衣国際大学はこれから地域とともに多彩なイベントを開催する予定です。