食物栄養学科
管理栄養士養成課程 3年 瀧 美子さん

なぜ、瀧美子さんは
カレーグランプリで優勝
できたのか?

宝塚阪急で2022年8月に開かれた
「宝塚カレーグランプリ2022」。
関西地区の7大学がオリジナルカレーの売上高を
競った同大会で、瀧さんを中心とした
羽衣国際大学チームが見事、優勝に輝きました。

高く翔んだ瀧美子さんのStudent Story

1年次

「食べるのだいすき!」。
その思いが管理栄養士をめざす
きっかけに

5歳で始めたバトントワリングを大学でも続けたかったのですが、ケガの影響であきらめることに。改めて何がしたいかを考えたとき、頭に浮かんだのが管理栄養士でした。「食べるのだいすき!」。その思いを未来につなげたいと感じました。

2年次

兵庫県のカレー店と連携。
ハゴロモスパイスカレーを開発

「調理学実習Ⅱ」で新しい調理技術を学んでいた時、先生の勧めで「宝塚カレーグランプリ」への参加を決めました。兵庫県のカレー店と連携し、プロのアドバイスを生かしながら、試食を重ねて12種類のスパイスをブレンドした本格派スパイスカレーを開発。お年寄りから子どもまで楽しめるようマイルドなからさにするなどの工夫を盛り込み、準グランプリを獲得できました。

3年次

レトルトやスパイスも販売。
売り込みも積極的に

頂点をめざしてカレーグランプリに再び挑戦することに。放課後や昼休みに打ち合わせし、2年目はレトルトパックや、レシピ付きでオリジナルスパイスも販売しました。売り込みにも力を入れ、おいしさを積極的にアピール。念願のグランプリが決まった瞬間のうれしさは今も忘れられません。「将来は食品開発の道に進みたい」と、新たな目標もできました。

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食物栄養学科考案
「ハゴロモスパイスカレー」で
地域とつながる

泉大津市の小・中学校の給食に

2023年1月、泉大津市の小中学校との食育連携授業で、ハゴロモスパイスカレーが学校給食として提供されました。からさを抑えたスパイスカレーは児童・生徒に大好評。おかわりの列ができていたそうですよ。

高石市のふるさと返礼品に採用

カレーグランプリで大好評だったレトルトパック&オリジナルスパイスは、高石市のふるさと納税の返礼品に採用されています。全国の皆さんに、地元グルメとして味わってもらえるのはとてもうれしいです。

学生が高く翔べる理由を
さらに詳しく解説します!

学生が高く翔べる理由

キャンパスを飛び出した
現場での経験が成長を後押し

地域に広がる学びの場

学びの場はキャンパスだけではありません。市町や各種団体、企業などと連携した地域連携の取り組みも積極的に進めています。
キャンパスを飛び出した現場での経験が社会へとはばたく大きな力になっています。

地方自治体と連携し
地域を盛り上げる。

学んだ専門知識を生かし、地域が抱える課題に挑戦します。活動を通じて地域が大切にしている想いを知り、次世代に伝えることも目的の一つです。

1湯浅町のPR動画を制作

湯浅町のPR動画を、本学ドローン部「SkyMedia」が制作。動画では、湯浅町のマスコットキャラクターである「アジ君・サバ君」が観光スポットや地域イベントを紹介しています。ドローンを使った花火大会の撮影や、サバ君のナレーションなどを学生が担当し、大活躍。本学の実践的な学びで身につけた知識や技術が、地域貢献に繋がる好事例となりました。完成した動画は本学公式YouTubeで視聴することができるので、ぜひご覧ください。

2特産品をつかったスイーツを考案

「大学のふるさと」制度によって誕生した湯浅町の特産品スイーツ『ユアサノタカラ』。考案者は食クリエイトコースに所属する学生たちです。湯浅町の様々な特産品を取り寄せ、3年間かけて研究した結果、「三宝柑/金山寺味噌/湯浅醤油」を使用したカヌレ型の焼き菓子が完成しました。食は地域の伝統や文化が凝縮される最たるもの。『ユアサノタカラ』が、湯浅町の魅力をたくさんの方に知ってもらう入り口になることを、学生一同願っています。

3高石市こども会カーニバルに参加

高石市こども会育成協議会主催の「高石市こども会カーニバル」に本学学生が参加。人間生活学科の学生は“お菓子すくいブース”、食物栄養学科の学生は“食材当てゲームブース”を出展。各ブースに約150名の方が参加する大盛況ぶりで、高石市駅前広場に、子どもたちの笑顔が広がりました。イベントの目的は、世代間交流を通じて、子どもたちの社会性を育むこと。少子化が進む時代だからこそ、地域の子どもたちと、本学学生の繋がりを深められるイベントを大切にしています。

4浜寺公園プロモビデオを制作

明治6(1873)年の開園から2023年で150周年を迎える浜寺公園(堺市・高石市)。日本最古とされる公園の魅力を広く発信するため、管理・運営する大阪府公園協会の依頼を受け、放送・メディア映像学科の学生たちが、プロモーションビデオを制作しています。花見の名所として人気の桜並木や子供汽車をドローンで空撮したり、マスコットと一緒に紹介映像を作ったりと、2022年から1年以上かけて四季折々の見どころを撮影しており、2023年には完成する予定です。

正課科目「プロジェクト演習
(PBL)」で地域の課題に挑戦。

地域社会の団体や企業の方々にプロジェクトをご提案いただき、学生たちが地域団体との協働でプロジェクトに取り組む科目です。地域社会をフィールドに、多様な方々とコミュニケーションをとりながら「現場で学ぶ」姿勢を育みます。

学生が自ら問題を見つけ、さらにその問題を自ら解決する能力を身に付ける学習方法のこと。

1フリーペーパーを作って、まちの魅力を発信しよう!

地元企業の真生印刷(株)様と連携し、地域の魅力を発信するフリーペーパーを制作するプロジェクト。大学周辺地域の取材を丹念に重ね、学生目線で地域の魅力を発信する紙面づくりに取り組みました。

お互いの得意を生かしながら、協力して成果物を完成させる貴重な体験ができました。フィールドワークでの取材や紙面のアイデアを出し合う過程でコミュニケーションの重要性も学べました。

2ショッピングセンターから未来のまちづくりを考えよう!

(株)南海リサーチ&アクト様と連携し、現在のショッピングセンターの役割を調べ、まちづくりの観点からこれからのショッピングセンターの可能性を考え、提案しました。

フィールドワークを通して、普段買い物している時は気付かないような販売、運営側ならではの視点を学ぶことができました。いろいろな人と意見を交わすことで協調性も上がりました。

3修学旅行生のための「大阪SDGsツアー」を企画しよう!

NPO法人DeepPeople様と連携し、修学旅行生が、大阪の街でSDGsを学ぶ「学習型街歩きツアー」を提案。7つのコースと学習のしおりを作成しました。

企画をアイデアから実行に移す難しさを学びました。アイデアとしては良くても実際に現地に行ってみると上手くいかないことも多かったなか、工夫して完成させられたのは貴重な経験でした。