EVENT REPORT

本学の起源となった羽衣高等女学校は、女子に高等教育は不要であるという当時の常識に異を唱え、女性もまた豊かな教養と高度な専門知識を持った社会人とならなければならないという信念のもとに、１９２３（大正１２）年に、島村育人先生らによって設立されました。その後、２００２（平成１４）年に、男女が共に学ぶ四年制大学として羽衣国際大学が開学し、地域の皆さまのご支援をいただきながら、今年で２０年目を迎えることができました。

それを記念して、２０２２年９月２３日（金）、羽衣学園講堂に参議院議員（前・滋賀県知事）の嘉田由紀子さんをお招きして、記念講演会を開催しました。

第一部では、「近い水・遠い水、近い食・遠い食～なぜ私たちは平和な世界を求めるのか？～」と題する基調講演を、つづく第二部では、本年４月に本学学長に就任した中川恵・新学長と、「環境・政治・女性参画を語る」と題する対談を行っていただきました。

環境社会学がご専門の研究者としてスタートし、その後は、知事として、大学学長として、そして現在は国政の場で、じつにさまざまなご経験をお持ちの嘉田さんから、開学２０周年を迎えた本学がこの先、地域社会、国際社会に向けて果たすべき役割、発信すべきメッセージについてもご教示いただき、本学への心強いエールを送っていただきました。

当日はあいにく台風１５号が接近し、開演直前まで激しい雨が地面を打ちつけるなか、学外からも地元地域の皆さまを中心に、本当にたくさんの方にお集まりいただきました。心よりお礼申し上げます。

きみの可能性を、見逃さない。
羽衣国際大学