食物栄養学科では2015年度から強化クラブの部員を対象に、身体測定(体重、筋肉量、体脂肪率等)と採血無しでヘモグロビン値を測定できるASTRIMでの測定を定期的に行い、エビデンス(科学的根拠)に基づいた栄養サポートを実施しています。
その一つとして、2017年8月7日、「夏バテ知らずの簡単調理」をコンセプトに女子ソフトボール部部員を対象とした調理実習を実施。当日の献立は、石川英子教授ゼミの義田 陽菜子さんによる原案(3種のうどんレディスセット:ネバネバ・あんかけ・サラダ、かぼちゃサラダ、桃の2層ゼリー)をアレンジして、調理しました。
レディスセット(ネバネバ)には、オクラや山芋といったネバネバする食材を使い、ネバネバに含まれるムチンが持つ胃の粘膜を潤して保護する働きと消化を助ける作用によって、夏場での食欲低下を防ぎます。また、レディスセット(サラダ)には、野菜と一緒にうどんの糖質を上手にエネルギーに変換するビタミンB1が豊富な豚肉も加えました。
かぼちゃサラダのかぼちゃには抗酸化作用があり、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどを豊富に含む緑黄色野菜を摂ることは、練習や試合で紫外線を浴びる機会の多いソフト部員にとってとても大切です。
調理実習には女子ソフトボール部のメンバーとともに小林 朝子監督も参加し、全員が協力して3種類の献立を短時間で仕上げ、完成した料理を一緒に楽しくいただきました。
食物栄養学科では、今後も強化クラブを対象に定期的な栄養サポートを実施していきます。
<調理実習メニュー>
3種のうどんレディスセット(ネバネバ、あんかけ、サラダ)
かぼちゃサラダ
桃の2層ゼリー
<参加学生>
●食物栄養学科
義田 陽菜子(4年生)
小林 瑠香(4年生)
●女子ソフトボール部
恵良 比奈乃(現代社会学科2年生)
池田 梨乃(放送・メディア映像学科2年生)
板越 愛美(食物栄養学科2年生)
永井 志穂(現代社会学科2年生)
新井 笑瑠(現代社会学科1年生)
薦田 未蘭(現代社会学科1年生)
佐倉 里佳(現代社会学科1年生)
堀井 万由(食物栄養学科1年生)
食物栄養学科