2人の先輩の体験談を読んで、モチベーションアップ!
おすすめの勉強法や合格の秘訣など、今後の試験対策の参考にしてみましょう。
CASE1
畑中 麻衣さん
食物栄養学科1年
和歌山県立伊都高等学校出身
特待生入試
特待生入試A日程(2回)、B日程受験するが不合格。C日程で100%授業料免除合格
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CASE2
宇野 想健くん
放送・メディア映像学科1年
京都翔英高等学校出身
AO入試
AOⅠ期合格
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CASE1: 畑中 麻衣 さん 【特待生入試】
いつ・なぜ羽衣国際大学を選択?
高2の時、教員になる進路を考え、色んな大学から案内を取り寄せました。その中に管理栄養士養成課程のある大学の説明を読み、栄養の勉強が楽しそうだと思うようになり、進路の方向を変えました。
管理栄養士養成課程のある幾つかの大学のオープンキャンパスに行きましたが、羽衣国際大学は一番近い大学なだけでなく、オープンキャンパスで案内してくれた‘はごナビ’の先輩が、「ここは先生と学生が仲良しだ」と話してくれたので、自分に向いていると思いました。オープンキャンパスは高2の夏に1回、高3の夏に2回行きました。
「特待生入試」選択と勉強法
初めから特待生入試で受験することを決めていましたが、受験科目の一つ「生物」は高校で履修していなかったので、高2の秋に「生物」の参考書と問題集を買って勉強を始めました。本屋に行き、何冊もある参考書の中から自分が一番読みやすいと思ったのを選びました。平日は学校から帰宅後しっかりと読み込み、土日は大事だと思うポイントをノートに書いてまとめました。ノートは羽衣国際大学のオープンキャンパスでもらったものを使い、なるべく丁寧に書き込みました。参考書を読むだけでなく、重要ポイントを書き出すことで、どこが重要なのか自分で考えるようになり、頭にも入りやすくなります。
自分に合った参考書選びはとても大事で、今でもこの時の参考書を使っています。
独学で始めましたが、理解するのが難しいところが多いので、高校の生物の先生に解らないところは教えてもらいました。自分で重要ポイントを選ぶコツは、参考書にある「まとめ」を軸にすること。その上で、自分でまとめたポイントが正しいかどうか生物の先生にチェックしてもらいました。
高3の夏休みになると、生物の問題集5冊と、もう一つの受験科目「国語」のために現代文の問題集5冊を解きました。オープンキャンパスでもらった過去問で傾向対策をしました。「国語」では漢字問題が多いので漢検準2級レベルを徹底的に勉強。四字熟語やことわざの出題も多いので、問題集で練習しました。
受験4回、そして合格
特待生入試A日程(2回)を1月に受けたけれども不合格。過去問よりも難しかったように思えました。とても悔しかったです。受験前は合格する自信が50%ぐらいあったのに、「難しすぎる」「勉強不足だ」と、自信はマイナス50%に落ち込んでしまいました…。
それでも、12月の特待生入試説明会でもらった、特待生入試の過去問でさらに勉強し、B日程を受けました。でもまた不合格…。過去問にはなかった計算問題とグラフ作成が出題され、解けませんでした。でも、グラフ問題さえ克服したら、次はイケル!とまた自信を取り戻しました。生物の先生には特別にプリント問題を作ってもらいました。親からも、「特待生入試はまだ2回あるから大丈夫」と励まされ、C日程を受け、4度目にして合格できました!通知が家に届いた時は、母が先に封を切り、「合格よ!」と大声で教えてくれました。
合格の秘訣
自分に合った参考書選び、高校の先生の支え、コツコツと努力、あきらめない気持ち、親の理解があったので、4度目にして特待生入試に合格することができました。今では、「生物は得意!」と言えます。クラスメイトに解らないところを説明してあげられるぐらいになりました。「がんばったかいがあったね」と高校の先生がおっしゃってくださった言葉が忘れられません。感謝しています。
大学生活(プロフィール)
大学では友だちがいっぱいできて、みんなと一緒に勉強するのが楽しい。これまで一人でコツコツとやってきたので、本当に嬉しい。帰りの電車でその日のノートを読み返すのが日課。今、一番面白いと思う科目は「解剖生理学」。今まで想像もできなかった分野を知ることができるのでわくわくします。先生たちはどなたも話しやすく、オープンキャンパスで先輩たちが言っていたとおりです。授業以外に、食育の課外活動にも参加したいと思っています。将来は病院の管理栄養士になれたらと思っています。
CASE2: 宇野 想健 くん【AO入試】
いつ・なぜ羽衣国際大学を選択?
高3の6月、この大学のオープンキャンパスに来て、放送・メディア映像学科の設備を見て、決めました。中学の時からテレビ関係の仕事をしたいと思っていたので、最初は専門学校のオープンキャンパスに何校か行きました。高校の先生に勧められてここに来てみると、専門学校並みに設備が充実している上、大学であるということに魅力を感じました。技能だけでなく四大生としての知識も身につけられるのは大きな魅力です。
「AO入試」選択と勉強法
「お前はAOで行け」と高校の先生に勧められました。7月に入ると、1日3枚も書き直しながらエントリーシートを仕上げ、夏休みに、盆休みを除いて、毎日高校で面接の特訓を受けました。1日目は頭が真っ白になり、エントリーシートに書いたことが何一つ思い出せませんでした。練習するうちに気がついたのは、シートに書いたことを覚えるのではなく、自分の言葉で自分の思いを表現することが大事だということです。とは言っても、自分の言葉で表現するのは、いきなりはできないので、何度もエントリーシートを書き直して自分の思っていることを自分の中から引っぱり出す必要があります。
面接も繰り返し、繰り返し受け、なんとか少し応えられるようになったと思ったら、校長先生が面接官役で目の前に!また緊張で頭が真っ白になりました。でも、そんな特訓のおかげで、本番では、緊張しながらも自分の言葉で答えることができました。
入退室の作法やお辞儀の仕方、話す時の姿勢と目線なども練習しました。敬語や礼儀作法は部活でも厳しく教えられたので、こちらはすぐに体が覚えました。
受験、そして合格
1問目が「本学のアドミッションポリシーをふまえて、志望する理由」。まず、BE the ONE(“かけがえのない存在たれ!”)という大学の理念をどう理解したらよいのか解らなかったのですが、自分の将来の夢に結びつけて考えてみようと思いました。羽衣で4年間勉強したら、アドミッションポリシーに書かれているようなことが身につき、将来、テレビ番組を作りたいという自分の夢を叶える時に、「この人にいてもらわなければならない」と思われるような人間になれるのではないかと理解したのです。すると、BE the ONEになりたい、と自然に思えました。 一番困ったのは「セールスポイント」です。後ろ向きな性格だから、自分にセールスポイントなんてないと思っていました。必死に探している時、親から、「お前にはすぐ友だちができるよね」と言われ、そこをセールスポイントにできないか考えました。言葉の力があるわけではないけれど、人から話してかけてもらいやすい何かを自分は持っていて、あえてそれを「コミュニケーション能力」としてセールスポイントにしました。
「将来の夢」に関しては「バラエティ番組制作」と、具体的に答えました。業界から来たプロの先生方だから、理解してもらえると思ったからです。
「今、興味あるもの」の項目に、当時は「アルバイト」と書いてしまい、今ならそんなこと書かないのにと振り返っています。でも当時は、バイトをしたことがなく、自分の頑張りに対してお金が支払われることに憧れがありました。また高校と部活しか知らない生活から、世間を知り、視野を広げる道にもなると思っていました。メディアの世界で働くには広い視野を持たないといけないので、その入り口としてアルバイトと答えたのですが、先生たちにはその思いは十分伝わったのか、今ちょっと不安です。こんな誤解されそうな答えにしないほうが良かったかな、なんて思っています。
9月中旬の朝、まだ寝ていた私の部屋に母と弟が封書を持って駆け上がって来ました。渡された封筒の口をピリッと破り、わざと無表情で合格通知を読んでから、母に渡すと、歓声をあげて喜んでくれました。
合格の秘訣
私の場合、高校の先生方が面接特訓をしてくれなかったら合格できなかったと思います。でも、エントリーシートや面接での言葉は自分自身が作らないといけないので、自分らしい表現が出てくるまで、とにかく自分で、何度も何度も書き直し、言い直さないといけません。すぐには自分らしい言葉で自分の思いを表現するなんてできません。自分のことを「素直に話せる」ようになるまでに練習は絶対必要です。
それから、人間性は1ヶ月ぐらい特訓してもボロが出てしまうので、普段から礼儀正しくあることが大事。言葉づかいにも普段から気を使うこと。
大学生活(プロフィール)
毎日、課題制作に追われ、「もうムリ!」と1日何度も思います。でも先輩から、「2年生になったらとりあえず落ち着くぞ」と言われたのを信じ、「今はふんばらなアカン」とがんばっています。寮生活なので不自由はないけれど、時々実家が懐かしい。でももう大学生だから、ここまでしてくれた親になにかしてあげたい。放送メディア部にも入り、クラブ活動で、9月のNHKのCMコンテスト出品に向けて準備しています。テーマは「夢」。実写で撮ります。時間は30秒。
大学では一般教養を深めるのですが、高校時代からもっと身につけるべきだったな、と思っています。今からでも遅くはないけれど、メディアの仕事をするなら一般教養は絶対必要だから、早くから勉強するべきですね。