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羽衣国際大学

講座内容&日程

わかやまサテライト市民講座

第17回わかやまサテライト市民講座(2019年度後期)

講座・スケジュール

「小売・流通業の競争戦略:ネット通販と百貨店を中心に」

講師:日向 浩幸
(現代社会学部 現代社会学科 准教授)
講座番号
受講料 無料 資料代100円
定員 30名
日程 11/22(金)
時間 14:00~15:30
米国ではアマゾンの台頭で百貨店の名門シアーズ・ホールディングスが経営破綻しています。日本各地でも百貨店の閉店や閉店表明が止まりません。ショッピングセンターでも百貨店などの核テナントの撤退で空洞化が進んでいます。アマゾンはネット書店から始まって、衣料品や家電製品、さらには食料品と豊富な品揃えで物販の強みだけでなく、リアルとは違うサービスで消費者を感動させ、魅力的で楽しい体験ができるような価値を付加しています。明暗を分けるのはアマゾンへの抵抗力ですが、ドン・キホーテの店舗は商品を積み上げる圧縮陳列でジャングルのような空間を作り出しています。迷路のような店内で掘り出し物を発見する宝探し的な体験ができます。こうしたネット通販にはない体験に消費者が集まっています。小売・流通業の大手が相次ぎ退場を迫られているのは、消費者がアマゾンに代表されるネット通販へシフトしているからです。どうすればアマゾンに対抗することができるのか。皆さんと一緒に考えたいと思います。
「火の使用は人類進化を促したのか?」

講師:東條 正
(人間生活学部 食物栄養学科 准教授)
講座番号 2
受講料 無料 資料代100円
定員 30名
日程 11/27(水)
時間 14:00~15:30
人類の祖先にあたるサル類は、樹上生活をしていた。現生類人猿の多くも、樹上で睡眠する。樹上で睡眠する最大のメリットは、捕食動物からの攻撃を避けられることにある。では、なぜ我々人類の祖先は安全な樹上睡眠を捨て、危険な地上にわざわざ降り立ったのだろうか? 遺伝子変異により表現型(体の構造)に変化が起きたのは言うまでもないが、変異種が淘汰されずに残りむしろ元の種を凌駕するに至るには何らかの環境ないし条件の変化があったはずである。人類の祖先が遭遇した環境・条件変化の一つとして、火の使用があったのではないかとする説がある。本講座では、火の使用が捕食者の駆逐および栄養摂取効率の増大を通して人類進化に貢献した過程を概説する。
「シカクイ味覚~映像で魅せる美味しさ~」

講師:内田 知巳
(現代社会学部 放送・メディア映像学科 助教)
講座番号 3
受講料 無料 資料代100円
定員 30名
日程 12/3(火)
時間 14:00~15:30
はじめに、シカクイ味覚とは?
ずばり視覚のことです。普段食べている食事、そのもととなる様々な食品。これらを美味しいと感じる人間の感性に視覚からの情報が重要な役割を果たしています。それらの仕組みと映像の中で活用されているテクニックをご紹介します。
「『和歌山』食材の可能性~地産地消とスイーツ~」

講師:市田 哲朗
(人間生活学部 人間生活学科 講師)
講座番号 4
受講料 無料 資料代100円
定員 30名
日程 12/9(月)
時間 14:00~15:30
日本において、お菓子は嗜好品であり、「お店で買う物」というイメージが強いのが現状です。しかし、世界においては「家庭で作る物」という認識が強く、どの家庭でも母の味のスイーツが存在します。本講座では、和歌山県で採れる豊富な食材を使用して簡単に作る事ができるお菓子をお伝えしながら、食材の化学や栄養、体に及ぼす影響など「食」の知識を幅広く学んでいただきます。そして「お菓子」を通して伝える「食育」「地産地消」などについてお話したいと思っております。今、日本の食文化は大きく変化してきています。そんな中、和歌山食材の魅力を改めて見つめて、次の世代に伝えていく事を皆さんと考える機会にしたいと思っております。