「羽衣必読書208」
平成20年度 講評・受賞結果

講評

平成20年度講評・受賞結果 イメージ

大学時代に1週間に1冊として最低208冊の本を読もう(1年は52週、4年で208週ですから)というのが、昨年度から本学で始まった読書プログラム「羽衣必読書208」です。この運動を推進するために夏休みに一人2冊以上の読書をし、各1000字以上の感想文を書くという取り組みが昨年度からスタートしています。昨年度は1~2年生が対象でしたが、今年度は1~3年生が対象となり、来年度以降は1~4年生(全学生)が対象となります。

今年度は、参加率は若干落ちたものの、対象学生が1学年増えたために多数の読書感想文が寄せられました。昨年同様、まず学科・専攻・ゼミの先生方に原稿をお読みいただいて優秀なもの各数点を推薦いただき、それを教養部会の先生方が再度読み直し審査するという方法で、最優秀賞3点、優秀賞3点、佳作9点を選出しました。問題意識や理解の深さ、論理の組み立て、表現力等を主な審査基準としましたが、ジャンルの異なる個性的な感想文にあえて優劣をつけることのむずかしさを感じました。

今年度の感想文の特徴としては、第2回目であることから要領もわかり、意欲的な感想文が多かったように思います。とくに目立つ点としては昨年の上位入賞者が今年も何人も上位に入ったことです。この皆さんにはぜひ来年も上位に入っていただき、読書運動のリーダー役を担って欲しいと思います。また激動の現代社会を反映して、農と食、環境、労働、平和などの社会問題に正面から目を向けたいくつかの考察があったことも、特徴です。月並みで公式的な意見ではなく、若者らしい素直で前向きな考え方があらわれていて好感がもてました。佳作ではありますが、言葉のハンディをのりこえて二年続きで留学生が入賞したことも特筆すべきことです。

さて、感想文を提出した多くの学生の皆さんが、たとえ最初は気が進まなくても、「読んでよかった」という強い実感を一様にのべていることは、本プログラムの主催者として非常にうれしいことです。どの推薦図書をとっても、じっくり読めば必ず得るところがあり、またその得たものを他人に伝えるために文章化してみることで理解はいっそう深まるものです。こうして新しい知識を得、自分を振り返り、自分を発達させる読書の喜び(醍醐味)を皆が味わえるように、今から準備してまた来年、夏休み読書の輪がさらに大きく広がることを期待しています。

教養教育部会長 両角英郎

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平成20年度「羽衣必読書208」受賞者

多くの力作の中から厳正な選考によって優秀作品が選ばれ、岸本幸臣学長、両角英郎教養教育部会長より受賞者に賞状と賞品(図書券)が手渡されました。

最優秀賞

「いのちをはぐくむ農と食」を読んで
人間生活学部 人間生活学科食物栄養学科 山川 舞香
「いのちをはぐくむ農と食」を読んで
人間生活学部 人間生活学科食物栄養学科 清水 真希
「星の王子さま」
現代社会学部 放送・メディア映像学科 滝平 佑一

優秀賞

  • 人間生活学部 人間生活学科食物栄養学科 田中 裕美子
  • 人間生活学部 人間生活学科食物栄養学科 仲谷 真理子
  • 現代社会学部 放送・メディア映像学科 城本 千亜希

佳作

  • 人間生活学部 人間生活学科食物栄養学科 山内 望未
  • 人間生活学部 人間生活学科生活マネジメントコース 竹山 雅子
  • 人間生活学部 人間生活学科食物栄養学科 谷口 祐一
  • 現代社会学部 現代社会学科観光マネジメントコース 吉田 友子
  • 現代社会学部 放送・メディア映像学科 中島 優斗
  • 人間生活学部 人間生活学科生活マネジメントコース 中内 美佳
  • 現代社会学部 放送・メディア映像学科 立原 将頼
  • 人間生活学部 人間生活学科生活福祉コース 浦 薫子
  • 現代社会学部 現代社会学科ビジネスマネジメントコース 徐 金子

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平成20年度課題図書貸出トップ15

「羽衣国際大学必読書208」プロジェクトにあわせ、学術情報センターでも課題図書コーナーを設けています。今年の課題図書は文学の他広い分野から推薦された66タイトルです。基本的に各タイトルを館内利用用1冊、貸出用1冊準備しています(タイトルによって複本が多数のものもあります)。
今年は、課題図書66タイトル中52タイトル、延べ127人の学生の貸出がありました。

順位 資料名 著者名 回数 人数
1 佐賀のがばいばあちゃん(徳間文庫) 島田洋七著 15 14
2 星の王子さま アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ 8 8
3 あらしのよるに(大型版あらしのよるにシリーズ:1) きむらゆういち作/あべ弘士絵 8 7
4 なぜかいい町一泊旅行(光文社新書:260) 池内紀著 5 5
4 海底2万マイル(講談社青い鳥文庫) ジュール=ベルヌ作 5 4
6 1リットルの涙:難病と闘い続ける少女亜也の日記(幻冬舎文庫) 木藤亜也著 4 4
6 海を超える想像力:東京ディズニーリゾート誕生の物語 加賀見俊夫著 4 4
6 人間の土地 改版(新潮文庫) サン・テグジュペリ著 4 4
6 社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった1 香取貴信著 4 3
6 手紙(文春文庫) 東野圭吾著 4 3
11 あるはれたひに(大型版あらしのよるにシリーズ:2) きむらゆういち作/あべ弘士絵 3 3
11 スローフードな人生!:イタリアの食卓から始まる(新潮文庫) 島村菜津著 3 3
11 自分の体で実験したい:命がけの科学者列伝 レスリー・デンディほか著 3 3
11 社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった2 香取貴信著 3 3
15 「旭山動物園」革命:夢を実現した復活プロジェクト(角川oneテーマ21) 小菅正夫[著] 2 2
15 ギリシア神話を知っていますか(新潮文庫) 阿刀田高著 2 2
15 テロ後:世界はどう変わったか(岩波新書:新赤版 770) 藤原帰一編 2 2
15 モモ(岩波少年文庫:127) ミヒャエル・エンデ作 2 2
15 阿Q正伝・狂人日記 魯迅 2 2
15 夏への扉(ハヤカワ文庫:SF) ロバート・A.ハインライン 2 2
15 華氏451度(ハヤカワ文庫:NV) レイ・ブラッドベリ著 2 2
15 青春漂流(講談社文庫) 立花隆著 2 2
15 蒼き狼 改版(新潮文庫) 井上靖著 2 2
15 不連続殺人事件(角川文庫) 坂口安吾著 2 2
15 聊斎志異 上下(岩波文庫:赤(32)-040) 蒲松齢作 2 2

課題図書の中で複数貸出された本を専攻・コースごとに集計しました。
自分が所属している専攻・コースでは、どのような本に興味を持つ学生が多いのか。
本選びの一つの参考にしてください。

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