食物栄養学科
先生からのメッセージ

食に関する無数の情報から確かな真実を見極め、戸惑う人々に正しい知識と安心感を提供できる管理栄養士が求められている。

人間生活学科 食物栄養専攻(平成23年食物栄養学科変更予定) 植田 福裕

“手軽でインパクトのあるダイエット方法”に潜む、恐ろしい落とし穴。

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TVに雑誌、インターネットに至るまで、今の世の中には食に関する情報が溢れています。
しかし、それらの中にはトンデモナイ間違いが含まれているのも事実です。
とくにTVの情報番組においては、20年以上も病院の栄養士として現場に携わり続けた私が思わず首を傾げるものも少なくありません。
正しい知識があればエンターテインメントとして楽しむこともできると思いますが、一般の人々の知識はそこまで至らず、メディアが用意した“手軽でインパクトのあるダイエット方法”に飛びついてしまうようです。
まずは「本当に痩せる必要があるのか」、また「痩せるのが良いことなのか」という判断が必要でしょう。
「モテるから痩せたい」といった健康を度外視した考えの方もいるようですが、これも大きな間違いと言えるのではないでしょうか。
欧米では痩せ過ぎの女性をモデルに起用しない風潮が広がりつつあります。
常識的に見ても、健康被害のせいで青白い顔をした女性が魅力的だとは考えにくいですよね。

拒食症患者の半数以上が完治できない、というショッキングな事実。

行き過ぎたダイエットについては、さらにショッキングな数字も出ています。
拒食症にかかってしまうと、全快できるのは47%という報告があります。
7%が死亡、約4割が同様の症状をズルズルと引きずってしまうのです。
食べることに罪悪感がある。食べたいのに食べられない―。
世の中にこれほどの不幸があるでしょうか。
カラダもココロも痩せ細る悲しい現実に直面する前に、人々を救うのも管理栄養士の使命。
メタボ検診(特定健康診査・特定保健指導)においても管理栄養士は、医師や保健師とチームを組んで対象者の健康促進に寄与するという重要なポジションを担っています。
ぜひ本学で健康に関する様々な情報の真実を見極め、卒業後は自分の目指す進路において正しい情報を発信し、適切な処置を施すことで多くの人々に救いの手を差し伸べてほしいですね。

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